世界のワクチン、開発計画は100件超えで競争激化も国内普及は最短でも来年から
新型コロナウイルスに対するワクチンの候補が50以上あり、いくつかは治験が実施されているようなので下表に記載しておきますので参考にしてください。
ワクチン開発を巡っては、世界中の製薬会社や医療機関が研究開発を始めており、極めて早い速度で開発が進んでいるといって良いでしょう。この背景には市場シェアの獲得という経済的理由が絡んでいるのは間違いありません。早期に大量供給でき、効果が期待できる企業が有利になるという睨み合いが続いています
種類 | 開発元 / 評価段階 |
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DNAワクチン | 【大阪大学】アンジェス 動物実験中。7月に臨床試験予定 |
組み換え蛋白質ワクチン
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臨床試験予定 |
DNAワクチン | 【アメリカ】イノビオ 臨床試験 |
不活化ワクチン |
シノファーム 中国 |
ウイルスベクター※ | イギリス オックスフォード大学 |
※遺伝子組み換えウイルス、または ウイルスの遺伝子を組み替えることを目的とした治療手段 |
世界の開発企業 |
この中で最も供給速度が速い(大量に短期間に製造できる可能性が高いのがDNAワクチンです。 |
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ヴァクサルト|Vaxart | アルティミューン|Altimmune |
モデルナ|Moderna | ザイダスキャディラ|Zydus Cadlia |
キュアヴァック|CureVac | スタミナ・セラピューティクス|Stermina Therapeutics |
イノヴァイオ|Inovio | インペリアル・カレッジ・ロンドン|Imperial College London |
アプライドDNAサイエンシズ タキス・バイオテック |
グラクソ・スミスクライン|GlaxoSmithKline |
ノヴァヴァックス|Novavax |
すべての人が利用できるように各国の企業、研究機関はワクチンや治療薬の開発に乗り出している。階層化と社会の分断が進む中、間に合うのでしょうか。早い段階で感染終息の見通しが立つと、事業撤退する企業が増えワクチン開発がストップする可能性も考えられるため、国のバックアップがある企業・機関を優先的に捉えていく必要があります。