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ネット・トレーサビリティの時代に生きるインフルエンサー達 寄稿:エビータ・R・カフマン

このメッセージは人生の半分以上をライフワークである人類学の研究・フィールドワークに費やされているエビータ・R・カフマン先生の寄稿文を掲載させていただいています。あなたも文化人類学の深淵に入り、自己と他者の在り方を学んでみましょう。

 

2020年9月25日

このメッセージはSNSという仮想空間にフィールドワークの拠点を移す発端となった我々の研究を元に、未来を担う世代へと伝え残すものである。

トレーサビリティ。

それは「いつ、だれが、どこで、どうつくったかがわかる」流通の情報追跡可能性のことである。

このトレーサビリティがSNSの世界ではあまり議論されてこなかった。我々とくに私においてはその不可逆性を打ち崩すべく、現状のバージョンアップを図ることを念頭においたSNS環境をつくりたいと思いたち、今日はその話をしていくこととします。

 

トレーサビリティとは

トレーサビリティ(Traceability)は、日本語に訳すと「追跡可能性」

原材料の調達から、加工、流通まで、関わった人と仕事の記録をあとで確認できるようにしておく「履歴づくり」のことです。

情報があることで、問題が見つかった時に原因を特定して改善できたり、消費の安全につながったり、なにより公正に取引をしている証にもなります。

 

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身近なもので例示するとコーヒーの一連の流通はこのような流れで工程が出来ています。この1つ1つの工程が、いつどう行われたかの記録があることがコーヒー消費にとっては大事だとずっと議論されてきており、今ではブロックチェーンを使った情報管理の仕組みもでてきました。

(参考:スターバックス、ブロックチェーン技術で消費者とコーヒー豆農家を繋ぐ

 

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そもそも我々研究者は、より先鋭的な提案を世の中に広め、それによって個人消費者やクライアントである企業がさらにSNSの可能性を追求でき続けられることを形にできるものとしたく、フィールドワークを行っています。

 

インフルエンサーと情報価値提供への扱いの難しさ

今のインフルエンサーの自分コンテンツでは、結局はブローカーが持ち寄った顧客リストの中から、マーケティング担当がコンヴァージョンと利益と価格で選んで刈り取っていく、コンテンツ消費型という形がほとんどでなかなかインフルエンサ-の提供する情報の質を改善にはつなげていくには難しい状況になりつつある。

そうした場合の改善策はもっぱら、インフルエンサーの実像:背景情報が顧客に届くことで、コンテンツに相応の価値を付加させられるのではと思うのですが、情報で価値を上げ続けることは本当に難しいことだと感じます。特にそれが一過性のトレンドであればなお困難なものになるでしょう。

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我々のラボもベトナムやバリ島でのフィールドワークを経てSNSの普及や現地のインフルエンサーとの接点をつくっており、そこには個別に紡ぎだされていく膨大なストーリー性が内包されている、それを一つ一つ丁寧に結っていくのですね。それが我々文化人類学研究者の、まるで小説からラブストーリーを語って見せるように事実を積み重ねそれを発酵させた成果である、ある種の研究1つ1つのロットでの個人の物語の工程。

そのストーリー性を有益さとセットで個人に向けて発信、それを集約して情報商材(デジタルブックなどを含んで広義の意味にする)を販売したことがあるならば、今までにない量の情報を手渡された顧客は、それを自己にどう落とし込むかの技術が整っているわけではないのであり、どんなに情報に価値があっても結局は内容と価格のコストパフォーマンスで勝負にでることになってしまうのである。

もしかすると、わかりやすく情報を可視化することや、インフルエンサーの情報提供が直接消費者に伝わる仕組みや、売り手の伝え方の工夫でここはまだこれからよくできるかもしれません。改善の余地があるということです。

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ただし、そのような状態でふいにアセスメントに上がってきたのが情報の流れが一方通行であったことである。

”Good Fences makes good neighbors" 「良い垣根は良い隣人を作る」

発信する側 → 受け取る側 へと情報は伝わるのですが、それだけでは価値はおぼろげであり、価値が生まれにくい。それでもインフルエンサーとは焼き畑農業で、コンテンツで信頼をつくっては崩し続ける人のモチベーションを維持してくれるわけではない、「誰かが喜んでくれるから炎上させる」ことはだれも望まない結果を生み始めている。

我々はこのトレーサビリティを遡り、工程の事実を確認し誰がどう消費して楽しんでいるか、の情報をに情報の受け取りてに届けたいと思いました。

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ベトナムやバリ島でのフィールドワークを通じて仮想現実との関係性については一定の解を得たものと考えていますが、それは依存であり、噂話を好む人間の習性に帰属するものであり、情報発信者の意図する範疇を超えたバイラルな状況を作り上げています。日本のラボでの研究はSNSに私を連れ込んだ研究生たちが過度に依存した状態にあり当時の彼らは、「自分が発信した情報がこうやってまるで病原体のようになって他者の意識に到達して、笑顔で楽しんでくれていることが誇らしい」と述べていたことが印象深い。彼らの依存状態が直接見れたことが私にとっては1番良かった。

 

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情報開示制度下でも発信者には匿名性の担保を

SNSを楽しむ人々が増え、インフルエンサーのアカウントにデジタルタトゥーを取りに行ったり、実際に一緒にツイートやリプライで仮想のコミュニティ(あくまで一時的な盛り上がりをそのように認識しておく)を作ったり、感想や意見をアカウントに伝えたりという形を研究し、情報信頼性のバロメータをつくりたい。バリ島の我々のラボで、先日研究対象の選定をはじめたのは、そんな思いもあったからである。

鬼滅の刃のヒロイン:竈門禰豆子になることで、そのストーリー性を自らの中に自分ごととして楽しめるのでフィードバックを隣人に伝えたくなる。そんな人々の心の在りようを観察するためにSNSの情報発生地に行きたくなるのだ。

インフルエンサーに情報のくみ取り方を教え、その情報が熱く伝わり、生産意欲も改善も加速する...。そんな好循環を生む環境実現したいと思っています。

 

情報の受け取り手を主役にしたい

使う人にスポットライトが当たり、消費があるから利益が生まれるわけだがSNSにおいてはその限りではない。受益者は情報を受け取る側であるべきだ。一番偉大なのは発信者が匿名で在り続けることだ。

受け取り手がもっとコンテンツ内容を楽しみ、発信者はより一層、価値の育成に集中できる環境を生んでいく世界になれば受益する側は楽しみを広げることが出来るのだ。「何のために発信するか」という部分に経済合理性を絡める必要がなければ、受け手側がより慎重に情報を吟味する力も高まり始める。

これからのSNS環境をリフォーマットしていく上では、情報発信者はもちろんのことだが受益者側が適切に情報を精査できるようにツイートを伝えつつ、発信者の情報も受けて側に伝わり、フォロワーがもっと輝けるようなアカウントをつくっていきます。 

情報産業でも6次産業でも、主役はコンテンツつくる人よりもフォロワーであると我々は考えているのです。

 

はあちゅう氏、トイアンナ氏、てんちむ氏に捧ぐ

 

さいごに

イケダハヤトは高知に住む情報商材販売員、金融商品勧誘員である。金融商品取り扱い資格を持っているかどうかは判明していない。

イケダハヤト – Wikipediaより)。みなさんもご存知の通り情報商材販売員」「金融商品勧誘員」、Wikipediaにもあるこれら肩書は彼の収入から見ても正しい。

さらに追加しておくと合同会社代表社員である

もともとイケダハヤトは本の執筆、著名インフルエンサーへの粘着を基盤に、ブロガーやアフィリエイターとしてある程度の広告収入を得ている。

しかし、現在は情報商材の販売(2020年9月時点で無収益化)やFX・仮想通貨(含み損)といった金融商品・サービスの紹介が収入のほとんどを占めている。これも彼らの戦略によって囲い込まれた顧客からのお布施に近い形であろう。

資産について、イケダハヤトは1億円を突破したとツイッターのプロフィールにも記載している。100億円規模の資産を生み出す情報も保有しているようだ。しかし、これも根拠のない数字だ。彼らの営利活動の習性をふまえ、今までの言動から考察すると鵜呑みにはできない部分がある。特に、彼らが莫大な売上を作ったと主張する仮想通貨アフィリエイト収入は結果的に資産として残らなかった可能性さえもある。彼らはその収益を公開する義務を持たず、それを正しく公開しているかどうかが我々には分からない

 

諸般の事情により社会全体からの広告収入が少なくなった今、概念団体イケハヤはより一層有料コンテンツの販売や金融商品・サービスの販売を強化する流れに向かう、という予想はおおかた当たっているだろう。イケハヤを崇拝する信者たちがもし存在しているのならば、一度冷静になって彼らの動きを客観的に見るようにしたい。

 

この記事で以下の補足を行うのは

▶ イケハヤの概念における収入・資産の公開

 

イケハヤの今後予想される動き

についてまで。

 

概念団体イケハヤの収入源

イケダハヤトの現在における収入

 

表面上、イケハヤは

1.アフィリエイトYouTubeによる広告収入
2.投資(仮想通貨、外国株式)
3.有料コンテンツ販売、FX口座(FXの自動売買ツール)・仮想通貨取引所(仮想通貨関連サービス)の紹介

などによって収入を得ているように思われている。しかし、現状、彼の収入はほぼ「3.有料コンテンツ販売、FX口座(FXの自動売買ツール)・仮想通貨取引所(仮想通貨関連サービス)の紹介」のみとなっている。

これらに収入について下記でさらに詳しく考察していく。

 

ブログやYouTubeによる広告収入は利益率が低下

2020年9月下旬にGoogle検索結果のアルゴリズムを変える「アップデート」が実施された。また、以降もコアアップデート後、SEOコンサルに外注を頼んでブログのサーバー移転およびSSL化を行った人はその凄惨さが身をもって実感できたことだろう。現在のコアアップデートとこれらの施策の結果は個人事業者に痛恨の傷を負わせる結果となった。

イケダハヤトのブログは主要な流入だったGoogleからのトラフィックをほぼ失った。特に、コアアップデート後の影響により初歩的なミスとリスクの高い施策は影響が大きかっただろう。SEOコンサルによる施策かは不明である。しかし、これら施策により、コアアップデートが実施されたGoogleだけでなくBingでも検索結果から削除されている。

 

現在のイケハヤブログは「イケハヤ」や「イケダハヤト」といったイケハヤ関連のクエリしか拾えていない。Googleから収益性が高いアクセスは現状ほぼ無くなっている。

また、「イケハヤ」や「イケダハヤト」のクエリで検索する人が満足するようなコンテンツもイケダハヤトのブログにはない。結果的に、「イケハヤ」の検索結果ではウィキペディアはらですぎ氏に検索順位でもたびたび抜かれ、肉級氏の記事にも抜かれる勢いである。

 

2019年10月21日における「イケハヤ」のGoogleにおける検索結果は

1.イケハヤ@FIRE(セミリタイア)生活中 (@IHayato) · Twitter
2.イケダハヤト氏(イケハヤ氏)を最近知った人に読んでもらいたい過去の出来事
3.まだ仮想通貨持ってないの?(公式)
4.イケハヤ大学 – YouTube
5.イケハヤ界隈をまとめた図を作ってみたらかなり酷かった件

公式ブログが3番目にまで落ちている。この下落が起こったのも、SEOコンサルによる施策以降だ。

 

ドメイン評価以外の点でも、イケハヤ関連のクエリで検索する人の多くはイケダハヤトの公式ブログよりもはらですぎ氏や肉級氏の記事を求めている。面従腹背これら記事の方が広い意味で満足するはずで、アクセスもイケハヤ公式ブログから奪っているだろう。

 

ブログの他に、イケダハヤトにはYouTubeによる広告収入もあった。しかし、彼のYouTube著作権違反により、アカウント停止の危機を迎えている。

 

もともとGoogleは「ある要素」に極めて厳しい。見たところ十分な修正も行わず、異議申し立てを行っており、アカウント停止が現実味を帯びている。アカウント停止になれば、今月以降の報酬も保留になってしまうだろう。

イケダハヤトは再生回数の上乗せや登録者を増やすためにYouTube広告などへもお金を払い出稿してきた。これらの投資もすべてムダになろうとしている。

 

投資

イケダハヤトは仮想通貨や国内株式、外貨にも積極的に投資している。しかし、投資では全く利益を出していない。むしろ投資成績は大きなマイナスになっている。

 

イケダハヤトは最悪のタイミングでポジションを取るため、常に含み損を抱えている。これが「逆神」と言われるゆえんであるが、彼が投資で大きく損するのは単純に知識が無く、ポジションを取るタイミングが適当で、早い損切りができないからである。

 

 

また、抱えた含み損率は現金を加えたり、小規模企業共済の積立金や未公開株を含めることで、少なく見せようとしている。

【イケハヤ】含み損を過少申告!わざとだろ?!投資成績が信用できない - メロンパン、リスクを考える
はい どーも! いいかげんもう止めてくれ「イケダハヤト氏のずさんな投資成績につっこむ」ブログ記事です。 別に恒例にしたくてやってるわけじゃないよ。 不毛だし楽しくねーし飽きてきた← b-87gimeronpan.hatenablog.com イケハヤがこの投資成績を入り口にして、金融商品の勧誘を止めないので、追って注意...

加えて、GameWith(国内株式)やNEM(仮想通貨)といった損切り分は投資成績には含めず、無かったことにしている。これも極めて悪質だろう。

 

運用成績がトータルでマイナスでも彼は投資を積極的に行っている。含み益が出ている一部投資だけを強調するのは仮想通貨取引所の紹介やFX口座、FXの自動売買ツールのアフィリエイトを紹介するためだ。

自分自身アフィリエイターであるし、すべてのアフィリエイターが悪だとは言わない。しかし、イケダハヤトの行うアフィリエイトは極めて悪質で再現性のないものである

 

有料コンテンツ販売、FX口座(FXの自動売買ツール)・仮想通貨取引所(仮想通貨関連サービス)の紹介

2019年10月現在、イケダハヤトの主な収入は有料ノートやサロンといった広義の有料コンテンツ販売(情報商材販売)、FX口座(FXの自動売買ツール)、仮想通貨取引所(仮想通貨関連サービス)紹介である。したがって、Wikipediaに記載されている「情報商材販売員」「金融商品勧誘員」という肩書は正しい。

Googleからもたらされる広告収入がほぼ壊滅した今、彼はファン(信者)からの集金に頼っている。

 

現在、主な収入になっている情報商材としては「YouTube攻略大全(約3万円)」がある。YouTube収入がほぼ無くなったイケダハヤトでさえも、この高額商材を550部売ったと主張している。これが本当なら有料ノートの売上だけで約1650万円である(出金手数料含めず)。これは彼のYouTubeによる広告収入よりも多いだろう。

 

こうした有料コンテンツ販売の他、彼が最近力を入れているのがFX口座(FXの自動売買ツール)・仮想通貨取引所(仮想通貨関連サービス)の紹介である。検索流入からの広告収入がほぼ見込めなくなってしまった今、ファン(信者)へとツイッターを介して怪しい案件の紹介をしている。

【イケハヤ】 実験したいから【寄付】お金ください、アメリカの融資・貸出プラットフォームCompound - メロンパン、リスクを考える
取り急ぎ魚拓記事を上げます。 何度もこのブログで金融商品の勧誘の不正を指摘しているイケハヤ氏(イケダハヤト・池田勇人)が詐欺的な紛らわしいお金の集め方をしていたので注意喚起します。 今回「寄付」と言っているということは、このお金は返ってこない前提で言っているようです。 イケハヤ自身への寄付をせよということらしいです。 ...

仮想通貨の融資・貸出プラットフォームCompoundを紹介するイケダハヤト。10%以上の利回りということだけを強調し、なぜ高い利回りになるのか?リスクについての説明や分析はまったく行っていない。

 

 

Bybitという仮想通貨取引所の紹介を行うイケダハヤト。イケダハヤトのブログからBybitに登録すると総額10万円分のビットコインをプレゼントとするも、どのように応募者を特定するか?など不透明な点が多い。

 

こうした金融商品やサービスについては慎重な扱いが求められている。にもかかわらず、イケダハヤトは紹介料を得るために儲かることだけを強調した安易な紹介ばかりを行っている。

他にも、参加者が減り続け、イケダハヤトはやる気を無くしてほぼ放置のスキルシェアサロンからの収入もある。

 

スキルシェアサロン
一時3000人を越えていた会員も現在は145人にまで下落(スキルシェアサロン – CAMPFIRE (キャンプファイヤー)より)。

 

 

イケダハヤトの現在における資産

イケダハヤトの現在における資産

 

イケダハヤトはツイッターのプロフィールにもあるように「資産1億円」を自称している。しかし、イケダハヤトは広告収入や投資成績もごまかしてきた過去がある(アフィリエイト報酬は「確定額」ではなく「発生額」で申告していた)。また、本当にお金の呪縛から解放され、セミリタイア生活をしているなら情報を高値で売りつけたり、怪しい案件の紹介をすることもないはずだ。彼の自己申告による資産を懐疑的に見てしまうのは普通だろう。

 

お金に対する執着心から、イケダハヤトには「お金無い説」が度々提起されている。そして、このイケダハヤト金無い説は彼の資産の多くを構築したとされる「仮想通貨取引所アフィリエイト」で説明される。

 

「イケダハヤト金無い説」でもっとも有力な仮想通貨の取得と現金化

 

 

税金は前年度の所得に対して課せられる。通常、税率がいくら高くなっても、前年度の所得以上に税金が課せられることはない。しかし、仮想通貨を「取得」した場合、取得した金額(所得)以上の税金が課せられることが起こりうる。なぜなら、仮想通貨を取得した場合、取得時点の「時価」が所得金額になるからだ。

たとえば、仮想通貨の取引所紹介アフィリエイトでは、紹介した人が取引し、発生した取引手数料の一部がアフィリエイト報酬として振り込まれる。この時、1BTC(ビットコイン)をアフィリエイト報酬として受け取れば、税金が課せられる利確(取得)と見なされ、時価に対して税金が課せられる。取得時、市場で1BTCが150万円で取引されているなら、150万円を雑所得として計上しなければない。

しかし、この1BTCを持ち続け50万円まで下がったときに売却(日本円化)したらどうなるか?

150万円に対して課せられる税金の税率は所得金額によっても異なる。1年5000万円以上の所得があったなら40%以上が税金として持っていかれてもおかしくはない。つまり、時価150万円で取得した仮想通貨にかかる税金は60万円となる。仮に市場価格が50万円になるまで1BTCを持ち続けていたなら、仮想通貨の取得により利益を得るどころか税金で10万円のマイナスになってしまうのだ。

 

仮想通貨は2017年12月にピークを迎え、2018年は右肩下がりだった。

2015年から2019年までのビットコイン/日本円のチャート
2015年から2019年までのビットコイン/日本円のチャート(みんなの仮想通貨より)

 

上記チャートと比例するように、イケダハヤトの仮想通貨報酬は2017年にピークを迎えたはずだ。2017年は仮想通貨も上がり続けていたため、時価が現金化時よりも安くなったときはほとんど無かっただろう。しかし、2018年は1月からは下落が始まり、2018年はずっと右肩下がりとなっている。右肩下がりでは、取得時の時価がもっとも高くなる。税金支払のために現金化が集中したであろう12月には大きな下落を経験している。

もし、イケダハヤトが2017年・2018年の仮想通貨取得分を2019年の税金支払のため、2018年12月に現金化していたら仮想通貨アフィで儲かった金額よりも、取られた税金の方が大きかった可能性がある。そうなれば、仮想通貨で稼いでいても資産として大した金額が残らなかった、むしろ仮想通貨アフィリエイトはマイナスだった可能性もあるだろう。

 

仮想通貨は取得時の時価より価格が上がった場合も、利確時に課税される。ルールが定められており、国税がしっかりと税金を徴収しようとする日本では税金に苦しめられる人が多い。

仮想通貨で払うべき税金を減らしたい人が知っておくべきこと
 事業を行っている人なら、経費という名の投資をすることで利益を減らし、払うべき税金も減らすことが出来る。仮想通貨で利益が生じた場合も、仮想通貨取引が事業として行われていると認められれれば、事業の経費に使うことで、支払うべき税金の額を減らすこ

今年2019年度は2018年度の税金支払が続いている。仮想通貨アフィリエイトの取得により、税金の支払がもっとも厳しくなっているのは2018年度分であり、2019年今年の支払だ。キャッシュフローの不安が広がり、彼の弟子に対して10万円の支給を止めた2019年は税金に苦しめられている年だろう。

また、株などのメジャーな金融商品とは違い、仮想通貨は損失の繰越ができない。今年度計上したNEM損切りも、来年度以降に持ち越せない。仮想通貨は儲かったときだけ課税され、損したときは翌年以降の税金を減らす手段にできない極めてリスクの高い金融商品である。

仮想通貨に限らず、金融商品・サービスをイケダハヤトにすすめられて始めるのは危険である。第三者の否定的な意見もしっかりと読み込み、自分の頭で考えて行動すべきだ。

 

 

オワコン化したイケダハヤトの今後予想される動き

オワコン化したイケダハヤトの今後予想される動き

 

イケダハヤトは攻撃する対象を「オワコン」と評して攻撃してきた。

「会社員はオワコン」
「東京はオワコン」
「大学はオワコン」
「ブログはオワコン」
「日本はオワコン」

大した根拠もなく、これらの主張で多くの人を不快にさせた。しかし、現在これらよりも圧倒的に早く終わりそうなのがイケダハヤト自身である。

自身のブログにおいて収益性が高いクエリのアクセスは消滅し、広告収入を得るにも再投資が必要になるだろう。以前と同じだけの収入を維持するなら、イケダハヤトはより一層有料コンテンツの販売や怪しい金融商品・サービスの販売を強化せざるを得ない。

長期的に新しい情報商材をガンガン執筆、販売し、金融商品・サービスは怪しくとも自身が儲かるなら躊躇なく紹介するはずだ。そして、これが以前ほどの収益を上げる可能性は低く、急速に自身の首を絞めていくだろう。

 

集金化に焦った結果

イケダハヤトは精神的に弱っている人や将来に不安を持っていたり、楽をしたいと考えている人の心につけ込み、上手く商材をねじ込んできた。ターゲットとなる若者にとっては優しい、その人にとって都合の良い言葉をかけてくれる人生の先輩に見えるのだろう。ただ、イケダハヤトは信者を長い間繋ぎ止めることができない。少し前の信者や弟子は魅力の無い彼からすぐに離れていった。

新規ユーザーへの露出と洗脳期間がなければ有料コンテンツの成約率は上がらない。以前まで小出しにしていた情報販売、怪しい金融商品・サービスの紹介も最近は頻度が上がり、信者を洗脳する前から薦めるようになればより一層成約が難しくなる。

お金に困った結果、信者の教育(洗脳)をする前に、集金を行う。結果として、成約率は下がり、お金を持ってくる信者も離れていっているのだ。彼の周りにはイケダハヤトのおこぼれをもらおうとするコバンザメのような人たちばかりが残るだろう。

 

アフィリエイトといった広告収入での復活もないとは言わない。ただ、現在のアルゴリズムを考慮した上で、今までと違った方向性でメディアを育てない限り、難しいだろう。彼が独力で突破口を見つける可能性はほぼ無い。

東京都なら行政指導も受けるかもしれない不法行為もイケダハヤトは過去にさんざん行ってきた。イケダハヤトを崇拝し、イケダハヤトは間違ったことを少しもしていないと思い込んでいる信者は一度冷静になって彼の動きを客観的に見るようにしてほしいと思う。

イケダハヤトがブロガーとして上手くいった理由とダメになっている理由

イケダハヤトがブロガーとして上手くいった理由

まずイケダハヤトがSEO対策などの知識がなくとも集客出来たのは、普通の人よりもポテンシャルが高かったことが大きい。彼は一般人としてブログを始めたのではなく、本を執筆していたり、普通の人よりも有利な位置からブロガーになっている。実名でブログをやれば、他のメディアからも多くの人を流せる立場にあっただろう。インターネット界隈のインフルエンサーとも近い位置にあり、当時からインフルエンサーに媚を売っていた。

 

こうしたポテンシャルとともに、彼はサラリーマンや東京に住んでいる人、中高年をターゲットにして批判を繰り返した。数々の炎上を引き起こし、様々なサイトに引用されたのはご存知の通りである。

 

イケダハヤトはアクセスや売名目当てで炎上を繰り返したが、炎上の利点はこれらだけではない。炎上はGoogleにおける評価を高める方法としても有効な手段である。これにはイケダハヤト本人も気づいていなかったが、検索エンジンからの流入増加とアフィリエイト収益の増加によって、今では炎上の有効性にもさすがに気づいているだろう。

 

つまり、イケダハヤトがブロガーとして上手くいったのは

▶ ブログを始めた当初のポテンシャルの高さ

に加えて

▶ ターゲットを煽り、批判を繰り返した(炎上させた)

以上の2点が大きな要素となっている。

 

イケダハヤト界隈の新型ブロガーでも世間を批判することで炎上を繰り返している。イケダハヤトから教わったのか、彼を見て真似している可能性が高いだろう。

このブログでは何度も述べているが、炎上芸を繰り返すブロガーが本当に嫌いなら相手にしてはいけない。はてなブックマークをはじめとした、ソーシャルでシェアすることは彼らに酸素を与えることになるからだ。

 

イケダハヤトはネットマーケティングの知識について素人並である。炎上しなければ彼の打つ手はなくなると行っても過言ではない。

 

イケダハヤトがブロガーとしてダメになっている理由

イケダハヤトがブロガーとしてダメになっているのは

▶ 煽ったり、馬鹿にしても炎上しなくなった(はてなブックマーカーにハテブを付けて貰えなくなった)

ことに加えて、

▶ Google AdSenseを外した

事も大きい。彼の投稿する記事の内容であれば、Google AdSense規約違反を起こしても復活させることは容易だ。加えて、それなりにアクセスがあるなら、担当者が付く上に、広告配信可能数が増え、規約も緩和されただろう。

 

彼のブログには今までGoogle AdSenseの代わりにパートナー企業の広告が貼ってあったが、現在は1社のタイアップ記事だけになっている。恐らく、彼のブログにスポンサー広告を出しても効果が得られなかったのだろう。彼の書くブログ記事はコンテンツとして薄く、見る価値の無いものばかりとなってしまった。リピーターが訪れなくなったことで、通称イケハヤ砲も数百のアクセスにとどまっている。Googleからのアクセスはあっても、購読している人はどんどん減っているのである。これではスポンサー広告に十分なアクセスを流すことは出来ない。最近でははてなブックマークで話題になった記事をまとめているまなめはうすの火力の方が大きくなっているだろう。

 

アクセスという形で広告効果が望めないのであれば、炎上商法を繰り返したことで好感度が最悪なブログに広告を出す企業はいない。Google AdSenseであれば、好感度にかかわらず広告収入を得る事が出来るので、この点は失敗したと言わざるをえない。

 

もちろん、イケダハヤトが失速しているのは

▶ SEOなどネットマーケティングの知識を付けて来なかった

という理由もある。

彼が集客で行っているのは今でも世間を煽る炎上商法と記事をひたすら更新することだけである。

衰退が加速した時、知識を持たない彼が他に打つ手を持っているようには思えない。

 

 

イケダハヤトのビジネスが上手くいっていない理由

ブログにかぎらず、イケダハヤトのビジネスが上手くいっていないのは

▶ 売上が増えていないにもかかわらず、組織化による収支の悪化

▶ 信頼を切り売りすることにより、ファンから集金をし続けた

以上の事が大きいだろう。

 

組織化による収支の悪化

イケダハヤト氏の主な収入源を彼の過去のツイートから見てみると

 

1.サロン

2.note

3.アフィリエイト・ブログのスポンサー広告

の3つとなっている。

彼の周りには10名弱の人を書生という形で費用を支払っているが、組織化しても売上は大して増えていないように思える。つまり、収入は増えていないのに、支出だけが増え続けている状態であった。

 

サロンについては、当初400人以上もいたのに、2016年7月14日現在は167人になった。サロンの売上は半分以下にまで落ち込んでいる。

 

noteの売上も発言を見てみると、当初は月230万円程度だったのが

 

最近では月100万円程度にまで落ちている。

 

 

ブログのスポンサーが外れているのは上でも述べている通りなので、主要な収入源のうち、note・サロン、ブログのスポンサー広告からの収入はピーク時の半分以下となっているのだ。

 

それでも主要な収入源の残り1つ「アフィリエイト」が増えていれば成功と言える。しかし、下記の発言から、アフィリエイト収入は確定で月80~100万円で以前から増えているようには思えない。

 

 

 

イケダハヤトは今までアフィリエイトの売上を「発生額」で述べる事で、多く有料noteの購入に結びつけていた。

アフィリエイトの売上は確定額で述べるのが普通だ。なぜなら確定申告時アフィリエイトの売上を「発生額」で申告した場合、消費税を多く取られてしまう。従って、税理士からも発生額による申請を薦められる事は無いと思う。だが、彼は少しでも売上を強調したいのかアフィリエイトの売上を常に発生額で述べていた。

いずれにせよ、組織化しても売上を増やす事は出来なかったと結論付ける事が出来るだろう。

 

信頼を切り売りすることにより、ファンから集金をし続けた

noteやサロンの売上も今後は増える事は無いはずである。なぜなら、役に立たないnoteやサロンは信頼を切り売りすることによってお金を得るシステムだからだ。

イケダハヤトの露出は減る一方である。新たな信者を獲得しないかぎり、これらの売上を伸ばす事が出来ない。

 

イケダハヤトは知名度こそあれ、素人が専門化にすぐにはなれないように、ビジネスに役立つような知識は提供できていない。コンテンツの購入やサロン入会はサブスクライブさせるための序章に過ぎないのだが継続率はいかほどか、。

今いる顧客達もnoteの商材コンテンツの終売や役に立つか分からないものに課金を続けるのか?正直見通しは暗いと言わざるをえない。

 

 

イケダハヤト復活の鍵とは?

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イケダハヤトは最近ブログ外でのビジネスを活発化させると述べているようである。しかし、何が始まったのかはわからず仕舞いである。彼ら合同会社には事業の開示報告義務がないのである

従って、現状彼の行っているビジネスはブログ関連・情報商材のものが主力である。

 

傾きかけているブログ関連ビジネスで #イケハヤ がCV率を上げていくためには

▶ 組織の解散をする(支出を減らす)

▶ 露出媒体を変更する(サロンの囲い込み、情報商材の量産化)

▶ アフィリエイト収入を増やすためにブログページを増やす

以上の3つがポイントになるかと思われる。

最初の組織解散は実質的には進んでいるとは言えないので、イケハヤ側から見れば新しいメンバーを獲得することは正しい判断かと思う。ただし、残存する書生側から見れば、打ち切られたコンテンツに依存していた場合に「人生を狂わされた」と感じる人が今後出て来てもおかしくはないが、外注で契約しているという事実があるのであればそれの限りではないだろう。

 

「露出を増やしフィリエイト収入を増やす」そのためには信頼されるコンテンツ発信が必須である。

 

とはいえ、#イケダハヤト の場合、炎上商法しか露出を増やす方法がないと考えているのであれば、それは手段を狭めているのは明確だ。彼らは、はてなブックマーカーに相手にされているかどうか不明瞭である。

大手メディア(テレビ媒体など)に露出する機会があれば、新たな顧客を集めることが出来る可能性もある。かつての与沢翼も大手メディアに露出することで与沢塾への入会者を増やしたが、イケダハヤトには現状そういった動きは見られない。

 

結局、アフィリエイト収入を増やすにはコンテンツ増加が必要であり、コンテンツの信頼性を担保するためには炎上行為を控える必要がある。新たな信頼獲得に注力するのが正解だろう。アフィリエイトは集客さえ出来れば信用が落ちている人間でも売上を伸ばす事が可能な時代は過ぎ去ったからだ。本人もそれには気づいているようである。

 

ただ、#アフィリエイト に注力することにより、更にサロン管理は別途管理人員が必要になるであろう、noteの有料コンテンツは運営側から削除され販売不能になり、これら媒体の満足度が減ることにより売上減少も免れない状況にはある。

これらのネガティヴインパクトを跳ね返すぐらいのクリティカルな商材開発ができる実力があるかどうか、今後も観察を続けたいと思うのである。