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「青春18きっぷ」スタート、西日本で乗れる観光列車5選  ■宮脇咲良

春、夏、冬の年3回発売される、人気のきっぷ「青春18きっぷ」。日本全国のJR線の普通列車・快速列車が乗り放題、途中下車し放題の同切符が7月20日、2022年夏の利用をスタートする。

新幹線などを使って短時間で移動するのではなく、予約不要の普通列車で、のんびりと、列車での移動そのものを楽しむことができる「青春18きっぷ」。そんななか、鉄道旅のお楽しみのひとつである観光列車にも乗車できるのは意外と知られていないかも。別途指定席券が必要な列車もあるが、「青春18きっぷ」で乗車できるJR西日本エリアでおすすめの「観光列車」を紹介しよう。

SLやまぐち号

山口線新山口駅~津和野駅を走る観光列車。SL全盛期の旧型客車を再現した客車にはエアコンやコンセントなど最新機能が備わり、展望デッキやSLについて学べる展示スペース、お土産やグッズの販売カウンターも(指定席券530円)。運行日はJR西日本の公式サイトにて要確認(現在は炭水車の不具合のため、SLからディーゼル機関車で運行中)。

■奥出雲おろち号

奥出雲おろち号

ヤマタノオロチ神話ゆかりの斐伊川に沿い、中国山地の奥へと向かう、木次線木次駅(一部列車は山陰本線出雲市駅まで延長運転)~備後落合駅を走るトロッコ列車。窓ガラスがなく開放感満点の車窓から感動的な風景が眺められる。運行は4~11月の金・土・日・祝を中心に1日1往復(指定席券530円)。残念ながら、2023年度で運行終了予定。

本州最西端の山陰本線を走る観光列車。運行区間新下関駅下関駅東萩駅で、車内では地元のおもてなしも。和風の1号車と洋風の2号車、それぞれ車内のイメージが違うので、予約の際にはご注意を。絶景区間も多く、ずっと景色を眺めているだけ、そんなひとり旅にもおすすめです。土・日・祝に1日1往復(指定席券530円)。

■ベル・モンターニュ・エ・メール(べるもんた)

城端線高岡駅城端駅と城端線砺波駅・新高岡駅氷見線高岡駅氷見駅を走る観光列車で、愛称は「べるもんた」。富山湾の幸を使った富山湾鮨や沿線の地酒(共に要予約)が堪能できるなど、車窓の風景と沿線の食が楽しめる。運行日は、城端線が土曜、氷見線が日曜で、各線1日2往復(指定席券530円)。

■うみやまむすび

山陰本線豊岡駅城崎温泉駅を中心に山陰本線播但線を走る、2019年登場の観光列車。「しあわせ結び宝箱」をコンセプトに、車両側面にはハート型の結びをデザイン。定期運行される普通列車として使用されており、運行する日時や区間不定期。運が良ければ乗れるかも!? すべて自由席なので青春18きっぷのみで乗車可。

今夏の「青春18きっぷ」の販売は、8月31日まで。利用期間は、2022年7月20日~9月10日。