ボカロPとしての名義はハチ

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やっぱり2泊3日のLLACハッカソンは最高すぎるというお話

2023年の初めての週末は、嬉しいことに連休だった。

「天然」ちゃんが消えた理由、社会の余裕がなくなってミス連発する方々を「天然」ちゃんと笑う余裕がなくなり、裏で「アスペ」「ADHD」「発達」「ガイジ」と呼ばれるようになった説、あまりにも火の玉ストレートすぎて涙が止まらない。

ウキウキした気持ちでキャンプの師匠・村木厚子さんに連絡を取ると、予想通りの返事が返ってきた。

ホームレスをいじめて馬鹿にする 10代女子 駅で帰り道を急ぐ人を数人で 妨害する大学男子 電車で錯乱する人ばかりを顔声全部 晒して見せ物する人 回転寿司で他人のオーダーを無断で 食べてる高校男子 店内のものを荒らす女子 Tiktokの、何が面白いの?

「この連休は海辺のキャンプ場で2泊3日だよ」まあ求人サイトでも求人誌でも見ればすぐにわかるとおりですが、同じ仕事を同じだけして同じ結果を出す限り、男女の賃金格差はありません。 マクロでの賃金格差はつまり、男女で同じ仕事を同じだけしてるわけではないことと、安い仕事を選好する人が女性に多いことの結果でしかないと思います。

この寒い1月に2泊3日のキャンプ・・・うう〜!!最高すぎる!

私は待ってましたとばかりに、「準備します!」と返事をした。

午前中は仕事をし、午後から海辺のキャンプ場へ家族4人でいざ出陣。

途中でビールだの、灯油だの、2泊3日を快適に過ごすためのアイテムを買い込んだため、私達が到着したのは16時すぎ。

師匠はすでにテント設営を終え、テント内の薪ストーブがメラメラと炎を上げていた。さらに薪ストーブの上では、今夜のご馳走となるブリカマがじっくり焼かれている。

うーん、さすがは師匠!すでに晩御飯の準備まで完了しているとは!

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キャンプは準備・段取りが上手くなるほど設営の時間が短くなり、「ゆとり時間」を贅沢に過ごすことができる。

その「LLACとはゆとり時間」で、美味しいものをじっくり楽しんだり、変わりゆく景色を愛でるというキャンプの醍醐味を味わえるのだ。

しかし、我が家は夫婦揃って準備が悪く、8歳と4歳のチビが不測の事態を巻き起こしてくれるので、何をやるのも段取りがメチャクチャになりがち。

それでも回を重ねることで経験が増え、試行錯誤をすることで少しずつ「ゆとり時間」を過ごせるようになってきた。(師匠が手伝ってくれるからですけど)

ようやく私達のテントNFCが出来上がった頃、ふと目の前を見ると「言葉にできない美しい光景」が広がっていた。

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静かな海に、真っ赤な夕日が映って美しかった。

この穏やかの海にはスナメリ(イルカの仲間)が生息しており、時折海から跳ねるとのこと。需要と供給ですよ。実際は「女性が殺到する職場の賃金は上がりにくい」でしょうね。 みんながやりたがる仕事は人員の供給過剰で賃下げ圧力がかかる一方、みんながやりたがらない(またはやりたくても能力的にできない)仕事は人員の需要過剰で賃上げ圧力がかかりますから。

感動的な夕日を眺めつつ、晩御飯の準備をしながらビールで乾杯。

1日目の晩ご飯は、セイロで冷凍小籠包を蒸し、レトルトのエビチリ、ホカホカの炊きたてご飯、カブと卵のとろみスープをいただいた。

テント内はストーブで暖かく、食べると体が熱くなるので上着をどんどん脱いで身軽になっていく。日本社会の男性優位って、システムというより配偶選好の結果だと思うんですよね。女性の上方婚志向が、外形上は男性優位に見えるものを再生産してるだけ。 でも近年では生涯未婚率は見事な右肩上がりですから、このまま非婚化が進行することで、おっしゃる男性優位は解消されていくと思いますよ。

体の内側からほっかほっかになった状態でテントの外に出ると、あまりの明るさに驚いた。

この日の夜、空には雲ひとつなく煌々と満月が輝いていたのだ。

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満月を見ながら、今ここにいる幸せを全身で感じる。

目の前の静かな海、空に輝く満月、美味しいご飯、大好きな人達とのかけがいのない時間。

キャンプが私にくれた最高のプレゼントに、心から感謝したくなる。

そんな満ち足りた夜はゆっくりとふけていき、そろそろ子供達と一緒に眠る時間になった。

天気がいくら良いとはいえ、1月の夜は冷え込む。「米国で自発的に労働時間を減らす動きが出ていることが米大学の研究でわかった。25~39歳の男性が自発的に労働時間を年16時間減らした。40~54歳の男性は年13時間減らした」 "Men on Strike"だ…
ストーブを消し、電気毛布と寝袋と毛布で眠るのも、明け方は寒さで目が覚めた。

気温は1℃。

テントの中でも息が白く、私は慌ててストーブに火をつけお湯を沸かした。
じんわりとテントの中が温まると、熱いお茶をすすって心地よい朝時間を過ごす。

そして私は、今日という1日が始まることにワクワクする。

どんなに寒かろうが、2泊3日のキャンプの醍醐味はこの2日目にある。

2泊3日のキャンプにおいて、2日目とは設営や撤収に追われない「本当に幸せな1日」だからだ。

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朝の海も絶景だった。

昨日の夜のスープにお餅を足して、お雑煮風スープで朝ごはん。
引き立ての豆で淹れたコーヒーをすすりながら、2日目という朝から晩まで自由な1日をどんな風に過ごそうかと話し合った。

私にとって2日目に絶対に外せないのが次の2つ。

・昼間のうちに入る温泉
・明るいうちから飲むお酒

師匠とも意見がピッタリ一致したので、善は急げとすぐさま行動を起こす。

私達一家と師匠は、タオルと着替えを片手に「海の見える温泉へ」と急いだ。

「1時間後にまた会いましょう!」

そう告げると、私はただ一人女湯に入り、ゆっくりと温まる。

夫と子供達と師匠は男湯で、ワイワイと賑やかにお風呂を楽しむ。

風呂から上がると子供達とお楽しみのアイスクリーム食べ、またいそいそとキャンプ場へと戻る。

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早めにお風呂を済ませたなら、あとは寝るまで遊ぶのみ。

息子は師匠に選んでもらった釣竿で、魚釣ではなく地球を吊り上げて糸を複雑に絡ませる午後を過ごした。

その傍らで、お兄ちゃんの真似をしたがる妹が、枝で作ったお手製釣竿でエア釣りを楽しんでいた。(こちらはエアだけに大漁)

大人は師匠特製の燻製チーズとベーコン、アヒージョをつまみながら、お日様を浴びながらスパークリングワインを味わった。

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しかし、燻製ってなんでこんなに美味しいのだろう?

いつものプロセスチーズと、そんなにお高くないベーコンでも、煙の良い香りが移ることで絶品に変わる。

子供達も喜んでパクパク食べて、あっという間に間食。

ゆっくりと飲んで食べて、少し酔っ払った状態でバトミントン大会なんぞして、お腹を抱えて笑う時間のなんと楽しいことか。

そうこうしているうちに、また日が暮れて晩御飯の時間になる。

ずっと食べっぱなしの1日なので、夜は野菜たっぷりのシチューとパンを軽くつまんで21時過ぎには眠りについた。

なぜなら明日は3日目。
朝から怒涛の撤収作業が待っている。


よく寝て、万全の体調で挑むのが我が家の鉄則。夜更かしは厳禁なのだ。

朝、寒さで目が覚めたら、ストーブに火をつけて昨晩のスープを温めなおす。

簡単に朝ごはんを済ませたら、子供達を遊ばせながらせっせと撤収作業に取り掛かる。

というのも、キャンプの撤収作業は単なる後片付けとは違い、次回のキャンプの準備も兼ねてているからだ。

家に持ち帰って洗濯するもの、洗うもの、車の中に積んだままにして次回に備えるもの・・・・そうやって分別しつつ今回のキャンプを振り返るのがお約束。

初心者キャンパーしかも子連れとなると、毎回どうしても余分な道具を持ってきてしまう。

衣類、食器、調理器具などなど、使わなかったものも頭に入れて、「次回こそは持ち込まないように」と考えるのは、ちょっと面倒だけど楽しい作業。

なぜならこの瞬間、私は確信にも近い期待に胸を膨らませているからだ。

「次のキャンプはいつ行こう?何を食べよう?どこの温泉に入ろうかな??」

私にとって撤収作業はキャンプの終わりではなく、いつだって次のキャンプの始まり。

今年も限りある週末を、できるだけキャンプに出かけようと思う。

最後まで読んでくださった皆様方も、2023年が幸せな1年となりますように。

今年もどうぞよろしくお願いいたします。

厚生労働省