ボカロPとしての名義はハチ

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日本日記  2022年10月 €$

社会人になりたての頃、マナー研修みたいなものを受講する機会があり、そこで社会人としての言葉使いについて学んだ。その中で、「クッション言葉」なるものの存在を知った。

そのまま伝えると角が立つような場面で、「恐れ入りますが」「お手数をおかけしますが」みたいな言葉を枕に挟むといい、というのである。まあ、社会で普通に生きている日本人ならば、たいていの人が無意識にやっているだろう。そんなもの、わざわざあらためて習う必要があるのか、と思った。

クッション言葉というのはあくまでもクッションにすぎず、それを言われたからといって特別に場が和む、というようなことは基本的にない。もっと実践的なのは、「言い換え」である。言い換えについてもマナー講座の中で学んだとは思うのだが、なぜか「敬語の使い方」と「クッション言葉」しか記憶になく、あまり重点的に教わらなかった気がする。

仕事では、他人に「これをやれ」とオーダーしなければならない場面が多々発生する。しかし、部下ならまだしも、同僚や他部署の人、ましてや顧客に「やれ」と命令口調で言うと、もちろんトラブルになるし、やってもらえるものもやってもらえなくなる(そりゃそうだ)。なので、柔らかい言葉で言い換えることが必要なのである。

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「やれ」ではなく、「やっていただけますか?」にするとかなり丁寧になる。しかし、明らかにこちらの責任範囲のものを他者に「お願い」する場合、チャットやメールなどで「やっていただけますか?」などと書くと、「いや、なんで俺がやらなあかんねん」という反発を喰らうことになる。

なので、「やっていただくことは可能でしょうか」と言い換える。つまり、「やる」こと前提ではなく、「やることそのものを検討頂けますか?」という内容に変えるのである。

もっと相手が偉かったりする場合は、「ご相談可能でしょうか」みたいな感じで、「そもそも、やるかどうかという判断から問う」ものに言い換えたりする。

この場合のポイントは、変換前と変換後の意味はイコールではない、という点だ。単に同じ意味で言い換えるのではなく、より奥ゆかしいというか、間接的な物言いになっている。

社会ではこの「間接的な物言い」が非常に重要であるように感じる。文面ではそうやって間接的な表現になっていても、実質的には「やれ」と言っているのであり、受け取る方もそのように変換しながら読む。

最近では、「これとこれをいついつまでにやれ」という感じの文面で、要求事項をズラズラと書いたものを下書きしてから、上記の如く「言い換える」変換作業をよくやっている。すると、一見すると威圧的に見えないが、内容をよく読むと隙がない、静かな圧力を感じさせる文章が完成する。

たまに、丁寧な文面だが何をやってほしいのか全然わからないメールやチャットを受け取るときがあるが、それとは対照的である。何をしてほしいのかわからないメッセージを受け取ると、ただイライラするだけなので、むしろ失礼だとも言える。

大事なものほど婉曲に、遠回しに、間接的に言う、という文化はわりと好きだ。天皇陛下を呼称するときに「陛下」という言葉を使うが、「陛」とは階段のことである。つまり、「陛下」という言葉は「階段の下」と言っているわけだ。

それだけ聞くと意味不明だが、要するに、天皇陛下ほど高貴な人は、直接的に呼びかけることそのものが失礼だということで、階段の下に呼びかけているのである。通常の国民が、おいそれと謁見できない立場であることを言葉で示しているのだ。

「陛下」のことを英語では”Your Majesty”というが、直訳すると「あなたの威厳」となる。これも、先ほどの「陛下」と構造は同じである。王そのものではなく、「王の威厳」に語りかけている、というわけだ。先日崩御されたエリザベス女王も、英語メディアでは”Her Majesty”と記載されていた。

世の中、「言い方の問題」でイラッとしている人は多い。偏見かもしれないが、女性にその傾向があるようだ。しかし、実際のところ、「言い方の問題」というのは上記のように、ちょっとした工夫でなんとでもなるので、どうでもいいといえばどうでもいいことである。少なくとも自分は、言い方の問題で怒ったことはない(多分……)。

「言い方を丁寧にする」とは、要するに、「直接的なもの」を「間接的なもの」に言い換える作業なのである。よく、京都の人は「遠回しに、それとはわからない言葉使いで苦言を呈す」ことで有名だが、これは直接的に言わない文化の極北だろう。ある意味では、もっとも言語文化レベルの高い人たちだとも言える。

東京の人々は「京都人は裏があって怖い」と思っているかもしれないが、京都の人たちからしてみれば、「本当に東京の人はがさつで、もっと言い方を考えて欲しい」と思っているかもしれない。

そもそも、直接的な物言いを好む人々は、「言い方の問題」で怒ったりはしないのだ。まあ、僕もその部類かもしれないが……。

しかし世の中、「言い方の問題」で損している人がいるならば、ちょっと気をつけるだけで差別化が図れるので、むしろ得だと思ったほうがいいのではないだろうか。自分は、つまらない「言い方の問題」で損をするのは馬鹿らしいので、極力、気を付けている。

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【嫌味皮肉】裏がある!「京都弁55」言葉の変換一覧

京都風の嫌味は「超」使える!!

特に、会社組織で何かを指摘するときには
最高の方法である。(下記参照)

京都人は、本音を「生八つ橋」に包んで言う。
褒められたら、特に要注意である。

ぶぶ漬けでもいかがですか?」

直訳:さっさと帰れ。

食事の時間に訪問する、食事の時間まで居座る、
そのような失礼な客に「食事を勧める」ことで
帰宅を促す逸話が有名である。

しかし、これは落語の話なので
実際に言われることは皆無である。

では、実際に使われる言葉の
具体例をみていこう。

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挨拶

「元気なお子さんやねぇw」
直訳:静かにさせろ。

「元気な人ですなぁw」
直訳:ウザいよ

「いつみても元気そうやなぁw」
直訳:有給とらんとけよ

「お嬢ちゃん、ピアノ上手になったなぁw」
直訳:近所迷惑やで。

「遠いところから来てはるなぁw」
直訳:田舎者w

「やっと来はったw」
直訳:帰ろか思たわ!

「キレイにしてはりますなw」
直訳:掃除は毎日せぇ

「おおきにw」
直訳:サンキュー
「おおきに」
直訳:ノーサンキュー

反応

「ところで……」
直訳:それはどうでもええ

「や、褒めてもろてw」
直訳:アンタよりはね

「堪忍してw」
直訳:もう堪えられん!

「よう言わんわぁw」
直訳:呆れてモノも言えん

「考えとくわw」
直訳:お断りします。

「よろしいなぁw」
直訳:あ、そう。

「かなんなw」
直訳:困るんだけど

「ノド乾いたなぁ」
直訳:もう帰ろうや

「考えてみてやw」
直訳:やめてくれ

格好

「きれいな柄やね」
直訳:派手すぎんか?

「似合いますなぁw」
直訳:そんな恰好で恥ずかしくない?

「その下駄、ええ音させてますなぁw」
直訳:耳障りや。

「シャレたモン着とるなぁw」
直訳:ダサッ!

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指摘

「えい」
直訳:すごいね!
「えらい」
直訳:疲れるからイヤだ

「掃除してる側から汚れるわw」
直訳:ここは通るな

「返さなくてもええよw」
直訳:長く使ってもええけど返せよ

「がっかりしたわ」
直訳:もう怒った

「みんな怒ってはる」
直訳:私が怒っている

「いい時計してますな」
直訳:話が長いで

「ハッキリしてますなw」
直訳:態度がデカいんとちゃう?

「好きなようにしはったら?」
直訳:もう許さん

「やめときよし」
直訳:取り返しがつかんで

「付き合ってられん」
直訳:絶縁や

感想

「よう勉強してはりますなw」
直訳:余計なこと言うな。

「よう知ってはるな」
直訳:黙れ。

「純なお人やなw」
直訳:ハッキリせぇ!

「堪忍してくださいw」
直訳:えぇ加減にせぇ!

「シャレた着物着てますなぁ」
直訳:よくそんなの着られるね

「独創的やね!」
直訳:それはおかしい

「お上手どすな」
直訳:ヘタクソだからやめぇ

「月がキレイですね」
直訳:顔はブサイクですね

「丁寧な仕事してはりますな」
直訳:遅いわ!

「美味しそうに食べはりますねw」
直訳:グチャグチャ音たてるなや

「こんなお上品なものをw」
直訳:いらん

「楽しそうやねw」
直訳:うるさい

「しっかりしたはるw」
直訳:がめついヤツやな

質問

「お忙しいのんと違いますの?」
直訳:こっち来るな。

「お茶いる?」
直訳:帰って。

「そうどすか?」
直訳:そうは思いません。

「何年目なん?」
直訳:その程度の腕か

「後から誰か来はりますの?」
直訳:ドアを閉めろ

「どないしはったん?」
直訳:気は確かか?

「どちらから来はったん?」
直訳:田舎者が!

来客

「平服で」
直訳:スーツで。

「平服で」
直訳:私服で。

「ゆっくりしていってくださいw」
直訳:そろそろ帰らんと

「もう一杯いかがどすか?」
直訳:もう帰ってや!

その他

ゲジゲジ?」
直訳:滋賀w

「こないだの戦争」
直訳:応仁の乱

「自転車捨て場:ご自由にお持ち帰りください」
直訳:駐輪禁止

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京都人とは

京都人にとって、京都以外は全部田舎である。
年寄りは東京に行くことを「下がる」と言い、
ヨソ者が京都に来ることを「上がる」と言う。

愛郷心の強さから、陰湿とか
腹黒いとか言われてしまう。

なぜ嫌味になってしまったのか

もともと貴族文化圏なので
揉め事は避けようとする

はっきりモノを言う大阪に対し、
京都は遠回しに言う。
「察する」のが粋なのだ。

大阪と京都は、アメリカとイギリス。

大阪人はアメリカ人のように、
わかりやすいジョークが好きだが、
京都人はイギリス人のように、
皮肉の効いたジョークが好き。

 
【調査と比較】国民性とは?「世界14ヵ国」日本韓国中国アメリカ人etc.
国民性とは?「ネタにされやすい国民性」がある。アメリカ人(独善的)、イギリス人(堅い)フランス人(グルメ)、ドイツ人(哲学者)イタリア人(スケベ)、ロシア人(アル中)アフリカ人(純粋)、中国人(ウソつき)韓国人(激情)、日本...

東京や大阪に対する嫉妬

昔は「京の都」だったのに、
今は単なる地方都市になってしまった。
もはや名古屋以下である。

見下していたはずの地方から
観光客に来てもらわないとやっていけない。
そのストレスもある。

いけず石犬矢来の存在が、
京都人の排他性を物語っている。

いけず石


https://blogs.yahoo.co.jp/yamabird2005/5813086.htmlより引用)
京都人は「いけず(意地悪)」であり、
車で京都に行けば「いけず石」に悩まされる。

自宅の壁を守るため、
敷地内に車を通らせないようにする。

自宅の敷地には意地でも
無断駐車させない。


http://noda-bankintosou.com/?p=245より引用)
ヨソ者の車がいけず石でガリッとなっても
そんなの知ったことではない

犬矢来(いぬやらい)


Wikimedia Commonsより引用)
自宅と道路の境界
をアピールする役目のほか、
犬の放尿や泥跳ねを防ぐ。

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京都の嫌味を会社で応用

京都風嫌味は、「カドを立てずに本心を伝える」には、
世界一優れた方法だと思う。

コレを使いこなすことで、
和やかな雰囲気でターゲットに指摘できる。

例)勝手に何かされてムカついた場合

ここで、
「勝手なことしないでください!」
なんて言えば人間関係は崩壊するだろう。

「□□で行う想定だったんですけど……」
「○○さんにテロ起こされちゃいました!」
「アハハハ!」

みたいに明るく伝えれば、
相手にも想定外の急変で困ったと伝えられる。

まとめ

日本語は難しいデス

 

 

 

 

京都は支配者が次々と変わったので、
次から次に全国からヨソ者が来る……
しかし、一緒にやっていかなければならない。

自然とヨソ者から自分の身を守る習慣がついた。
その結果、
ストレートな表現を避けたがるようになった。
つまり、
カドを立てないように進化してきた。
京都人のイヤミはレベルが高く、
日本語の達人ともいえる。

本記事は関西人との飲み会や会話で
盛り上がったネタを集めたものである。
こういう冗談を真に受けて腹を立てるような
「小さな人間」にならないようにしたいものだ。

 
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日本編
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シンプルよんこま

  1. 匿名 より:

    私は江戸時代から代々東京の家系ですが、
    そんなに違和感ありませんでした。。

    日本の田舎の人がいわゆる「世辞」を知らなすぎるのでは?

    大多数の人=田舎(井中)者は、
    「若い」って社交辞令をだいたい信じてるしね。
    欧米先進国の人もこれくらいな感じですよ。
    女性に対する「美しい!」は
    「こんにちは」と同じ意味だしね。

  2. 匿名 より:

    自分もよく長話をする方に
    「いい時計してらっしゃいますね」なんて
    言ったりしますが京都の言い方だったんでしょうか…………。

    うちの親族に西日本にお住まいの方は
    いらっしゃったことがないので
    少々驚きました

  3. 匿名 より:

    自分含め日本の文化ってもんが
    なくなったからなんでしょうね。
    「察する」事ができなくなった。
    おっとこれ以上は..
    とか
    言われてしもた…

    とかが感覚そのものが消えてしまった。
    京都のこの感覚は悪い事だけではないと思います。
    祖父はほんまの京都もんなので
    よくこう喋っていました。

    最後の忍者と言われてるじいさんの
    初見宗家の師に当たる高松師も
    修行中よくこういった注意の仕方をされてたようです。
    稽古後、「初見はんよう寝たはるなぁ」と。
    要は「武術家・殺法家として
    寝てる間に何回死んでいた?
    そんなことが意識に上らんようでは修行が足りん。
    直接言わせるような
    程度の低い無粋な真似はさせるな」という事です

  4. きょうと より:

    京都のイメージ悪くしすぎ。
    あたまおかしいの?消せよ。

  5. 匿名 より:

    冗談が通じない人やねw
    器ちっさ!

    • 匿名 より:

      こんなこと言ってる人はもういないです。
      海外の方が日本中に侍がいると思ってる位に遅れてます。

       
  6. 匿名 より:

    クソマジメな人はこのブログ読まんほうがええで。

  7. 匿名 より:

    いやぁ読むほどに面白いなァ!
    察しろってことなんやね。

  8. 匿名 より:

    他県に嫁いで早や四半世紀、
    友人に勧められてこのサイトに訪れましたけど…
    無いかな、と思うものから日常的に使ってるもの
    (よそさんには全く通じてませんけど。
    あ、ここでは私がよそさんか)まで、
    久々に心の底からニヤリとさせられました。

    たまに心の洗濯しに訪れさせてもらいますね。

  9. 匿名希望さん。 より:

    出身は全然違いますが私の苦手な人に、
    京都の方みたいに綺麗な嫌味(笑)を
    言えたらなと思いこのブログに来ました。

    ある意味、頭の回転が凄いんだなあと思います。

  10. 匿名 より:

    いい時計してる人に本当に褒めたい時は何ていうんだろうな

    • 匿名 より:

      「いやぁ素敵な時計したはるわ。どこで買いはったん?神戸?」
      最後に神戸と付けるとホントに舶来の良いものという意味になる。

       
  11. 匿名 より:

    記事を読んでて本当かー?
    なんて思ってたけど、
    コメント欄見たらコメントしてる人達のおかげで
    記事に説得力が出てるように思う。
    察してちゃんが多いなんて面倒なことだ。

  12. 匿名 より:

    「京都以外は全部田舎」は全国的には少しわかりにくいかなぁ?
    京都市民にとって京都市以外は全部田舎」だと思う。

    京都市民以外の京都府民はそれを知ってるので、
    変に卑屈だったりする。
    「京都出身なの?かっこいいねw」
    「でも、若狭なんです・・」
    「でも京都でしょ?」
    「でも若狭なんです・・」(関東にて)

    他の地域だって「どちらからいらしたんですか?」
    「横浜です(鶴見だけど)」
    「仙台です(宮城じゃないです)」
    「札幌です(かっこいいかな?)」だしね。

  13. 古都の外来猿 より:

    そんな京都人、今となっては、絶滅危惧種かもw
    特に価値は無いから別に滅んでもええけど、きょうびは
    スマホ依存のアホぼん多いからな、実体が消えても
    ネット上に偏見だけが残るんちゃう?w
    堪忍してほしいわw

    • 匿名 より:

      なるほど、最近の京都人はかなり直接的な表現なさるんですね

       
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