【仮想通貨】2018年の進展をアルゴリズム別にわけて考察を実施。市場のニーズをとらえているコインが一番強い
初級者向けに仮想通貨で用いられるアルゴリズムの概念と種類についてを記してありますのでご覧ください。
先に前置きをしておきますが、投資家目線で書かれています。技術屋さん寄りではありませんので悪しからず。
それではまず大分類を考えてみましょう。大きく2タイプに分かれています。
一つ目は「採掘できるタイプ」の仮想通貨です。アルゴリズムが使用されています
Secure Hash Algorithm(SHA‐2型)の派生形。SHA-512のほうが暗号強度が高い。ビットコインがこれにあたります。
ご存知かもしれませんが、暗号全般はシンギュラリティの影響を強く受けます。
簡単に言うと年月の経過にともない技術が進歩するので相対的に暗号強度は下がり続けていきます。ソフトフォークもかなりの頻度が必要になり、いずれは自ら成長していく暗号なんてのも現れるかもしれません。
暗号の強度が高いほど安全性=価値が担保されます。ビットコインの現在の価格が果たして適正なのかどうかという点がここから生まれてきます。
メモリを大量に消費することで、PoWのための計算をASIC上で多数並列実行できなくすることを目的とした仕組み、つまり、一部のマイニングパワーが高い業者などが利益を上げにくくするための仕組みに基づいています。
採掘業者は儲からなくても取引所は儲かります、つまり、いつの時代もボトルネックを誰が抑えるかの覇権争いこそが価格決定権をもつ時代というわけです。
ひらめきました!次回の記事はこの辺りの話を掘り下げてみようと思います。
11種類の連鎖ハッシュアルゴリズムを利用して作成されたものです。
複数のアルゴリズムを使用するとセキュリティ面でとても優れたものになるとされています。特徴は他にも消費電力が低いといった点があがります。
アルゴリズム:Scrypt:LiteCoinなど
GPU 耐性や専用ハードウェア耐性をもっている予定でしたが、すでに専用ハードウェアもあり、GPU耐性も失われました。
アルゴリズム:CryptoNight:MONERO
メモリ依存の関数、ワンタイムリング署名と呼ばれる新たな技術の導入により最も高度な匿名性を備えたアルゴリズムです。ワンタイムキーとミキシングの技術を一緒に利用して追跡不能になっています。
アルゴリズム:Equihash:Zcash
DashやMoneroよりも暗号強度が強い。ゼロ知識証明という暗号技術によって送金者アドレス、受取アドレス、取引数量を完全に隠します。
二つ目は「発行者がいる」タイプの仮想通貨です。
リップル(XRP)が典型的ですが、それ自体が価値をもっている株式のようになっています。
そもそもアルゴリズムとは何か
アルゴリズムとはコンピューター上などにある問題式から解を導くための計算方法を定めたものをさします。この計算方法がお使いのコンピューターのどの部分の性能によっては高速に計算出来たり、あるいは計算に時間がかかったりといった話を用いて、仮想通貨の匿名性を担保しています。なのでそもそも計算を使用しない仮想通貨が価値の流動性には適しているだの、マシンパワーに依存した方が安全だなどの議論が交わされており、それぞれの志を別にして様々な仮想通貨が開発されました。
結局どの仮想通貨が一番儲かるのか
みなさんが気にされているのは仮想通貨が何のために存在しているか、よりも、極論はどれが儲かるのかという話に集約されると思います。
儲けを差し置いて安全性や存在意義の話をするのは全く実入りの無い話になってしまい、我々が純粋に投機を行うのに都合のいい状況というのは、市場の資金量が日々増減を繰り返し混沌として収集がつかなくなった状態と言えます。
つまり安全性が一番良いものに価値が集約された時点では儲けをとれるほどのボラリティが少ないのです。
「いや、たしかに投機的かもしれないがテクノロジーの未来に投資を行っているのであってギャンブルに興じているわけではない。」こういった意見も非常に興味深いものではあります。発展なくして市場の拡大はあり得ません。
一番儲かるのはズバリ、価格が極端に低く(7000サトシ程度)取引量が多いものです。取引量が多いので、万が一に大きく値下がりしても下がっている最中に売り抜けたり、あるいは値戻りも期待できる可能性があります。
ADA、QTUM、TRXあたりでしょうか。