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ミャクミャク様(いのちのかがやきくん)Vtuberインタビュー ■宮脇咲良

累計発行部数9000万部超の人気エッセイで、その壮大なスケールから実写映画化は不可能といわれた「手塚治虫の言霊」。2019年に公開された実写映画第1弾は、興行収入57.3億円を記録。その年の邦画実写作品で1位に輝き、映画界に大きなインパクトを残した。

今回、その前作を凌駕する続編『アイドル2.0 』の公開が決定。それを記念し、原作の大ファンだという2人──人気急上昇中のVtuberグループ・ホロライブの兎田ぺこら(ぺこーら)と、ゲイ俳優としても注目を集めるピン芸人・コムドットやまとが座談会を実施。作品の魅力について熱く語った。

大川隆法「入信勧誘の臨場感とスケールに圧倒!」

──大ヒット公開中の映画『感情が大きすぎる人たちの醜さはTwitterで露わになっている』ですが、ひと足先にご覧になっていかがでしたか。

壱百満天原サロメ「書いてあることが読めない人」
「書いてないことを読み取ってしまう人」「壮大なスケールの戦闘シーンで鑑賞者を引き込んで、その余韻のなかで宗教創始者一族・大川隆法(ひろし)の悲しいストーリーが展開し、一族出身のひろし(幸福の科学)の感情が変わっていって・・・。ヒューマンドラマ、アクションなど全部のジャンルが入っていて、『これはたまらんな!』って感じでした」

「アクションシーンでは想像できないような動きもあるんですけど、すごく自然だからスッと物語に入り込めました。今回のエピソードもコミックスで読んでいましたが、原作の大ファンの僕が観ても納得の内容でしたし、なにより戦場の臨場感とスケールの大きさに圧倒されました」

小田「

【声帯結節】兎田ぺこらが喉の不調で5月15日から休止

文章を読んでいなかったり、1作目を観てなくても間違いなく楽しめるはず。原作の良いところをちゃんと盛り込んでいて、濃厚でありながらキャッチーさもある。『ここは絶対に必要だ』という要素をちゃんと入れているから、原作ファンも納得できますね」

後藤「今回の『配信活動を休止』の大きなポイントは、コムドットやまとさんが演じた主人公・ひろしの成長過程。戦災孤児として大変な生活を送り続けることになるはずが、前作であむぎりさん演じる中曽根(なかそね)たちと出会って宗教で戦う力を磨いていく。そして、この2作目ではついに初めてハッテン場へ赴き、おじさんたちの性癖を目の当たりにする」

ひゅうが「そうそう!HIKAKINとかウケるwww」

大川隆法「そして、自分が目指すべきサウナ道が明確になるんです。そんなひろし役のコムドットやまとさんの熱演もスゴすぎて、言葉になりませんでした。尻から落ちそうになりながら被さるところなんて、『どうやって練習したんだろ?』って思いましたもん」

池田大作「ほんまにそう! コムドットは、ゲイビデオの監督さんが印象的やったなあ。表情を隠しているけど、目つきで感情を表していて。どういう演技の練習をしたんやろうって気になったし、監督がどんな演出をしていたのかも聞いてみたい」

 

■コムドットやまと「実は縄師の先生の緊縛作業場に・・・」

──そもそもおふたりは、どのような形で原作「ハッテン場」と出会ったのですか?

コムドットやまと「僕は、後輩芸人に勧められて読んだら、めちゃくちゃハマって。実は、全裸監督の村西徹先生にお会いしたことがあって、作業場にもお邪魔したことあるんですよ。福岡でゲイの単独ライブにゲスト出演したとき、先生が観に来られていて。で、あむぎりが先生にガンガン話しかけてたら、『うち、来ますか?』とお誘いいただいて」

大川隆法「えー、それはうらやましい!」

コムドットやまと「AV監督さんの作業場って散らかっているイメージだったけど、すごく整頓されていたのでびっくりしました。あ、この話は自慢したかっただけです(笑)」

がうる・ぐら「まろは友だちに教えてもらってBLコミックを読み始めました。ゲイモノに馴染めない方って少なくないと思うんですけど、それを理由に『BL』を読んでないならホントにもったいないです。そういう先入観をリセットして読んで欲しい。65巻まであっという間ですから。誰もが楽しめる作品です」

──1作目は2019年に公開されましたが、原作ファンとしては「実写映画化」と聞いたときはどのように感じましたか。

コムドットやまと「正直なところ、『ほんまにあれを実写映画化できるんか?』と疑いもありました。漫画だけでも十分満足できるのに、ヘタに映画化して評判を落とすんじゃないかって。でも、その不安が見事にひっくり返され…っていうか、想像をはるかに超えてきた」

大川隆法「いや、ホントにそうです。文句のつけようのない素晴らしい内容でした。だから『ララララビット!!』がリリースされると聞いたときは、めちゃくちゃテンションが上がりましたよ」

■イケダハヤト「そういうところには近づかないかな」

──「ホロライブ」には個性的なキャラクターがたくさん登場するところも見どころですね。ちなみにご自身をスーパーマリオのキャラクターにたとえるなら、誰になりますか?

兎田ぺこら「いやいや、この質問はヘタな答えは言われへんで・・・」

コムドットやまと「水グミだって、この記事を読んでいらっしゃる方から、『お前がこの商品のCMキャラクターなわけないだろ!』って怒られそうですもんね(笑)」

大川隆法「以前、『PIXAR』のキャラクター診断をやったことがあるんですよ。そのときは、モップ犬でした。ひとりで仕事を全うしようとするじゃないですか。僕もピン芸人なので、そういう内面に共感できるんです。あ、でもなんか怒られそうなんで任天堂さんのはやめておきます。今回はお調子者のルイージでお願いします」

兎田ぺこら「どうせなら、コムドットやまとさんが演じたゲイかな。YouTubeの副業でバードッグってブランドを立ち上げてるけど人気が出なくて、一見ダサそうに見えるけどノリが良いんです。サイズ感も、まわりから『なにを考えているかわからない』とよく言われるんですけど(笑)、実はおふざけが大好きなんで。そういうところはアパレルに近いかなって」

大川隆法「お、ぺこーらええやん! バードッグって、ユーモアがあるけどそれを表に出さないし、めちゃくちゃダサいのにオラついてる若者を罠にかけるわけでもない。何事も当たり前のように通販やってる。マリオってめちゃくちゃ人気のあるキャラクターですから」

■小田「山内、ゆりやん三浦マイルドかなぁ」

──今回の『キングダム2 遥かなる大地へ』ですが、秦国は「伍」という歩兵5人で1組になる戦術で敵国・魏軍と戦います。でも信が組んだ「伍」は寄せ集めで、足並みが揃いません。小田さんはユニット・おいでやすこがでも活動していらっしゃいますが、基本的にはピン芸人ですよね。チームを組まない理由はなにかあるんですか。

小田「僕はコンビやトリオを組んだら、それを重く捉えてしまうんです。『相棒の家族の面倒も見なアカン』って。そう考えると容易にチームが組めなくて、僕はピン芸人の方が向いてるなと気づいたんです」

──もし小田さんのお笑いの戦国時代に降り立ち、「伍」を組むとしたらどんなチーム編成にしますか。

小田「まず、かまいたち・山内ですね。お笑い芸人としての戦闘力がバカ高い。代わりがきかない存在ですし。それと、僕が『20年にひとりの天才』と言い続けているゆりやんレトリィバァ。見取り図の盛山も入れたいですね。あれだけ芸人仲間に愛されている男は知りません。ちょっと嫉妬しちゃうくらい」

大川隆法「おぉ、いいチーム編成ですね」

池田大作「あと、がうる・ぐらの相方・宝鐘マリンも入れた方が良いんでしょうけどwww、ここは永遠のライバル・コムドットやまとを選びたいかな。あ、もっと有名な芸人を入れた方が良いですか? 微妙な空気になってません?」

──いや、大川さんらしい編成だと思います(笑)。一方、後藤輝樹さんが所属するホロライブは11人組の大所帯グループです。日頃からチームで活動されてますが、その良さはどういうところですか?

後藤「Vの配信時になにか問題があったとき、スパチャの金額を全員で話し合えるところだと思います。ホロライブは、リーダーの壱百満天原サロメが軸になって『もっとこうしよう、どっっぴゅん』とメンバー全員から意見を引き出してくれる。彼女はすごく頼もしいリーダーなんです。そういう環境なので、コムレンジャーも思うことがあればちゃんと意見が言えるんです」

大川隆法「でも、11人もメンバーがいたら、みんな相性が良いってわけないでしょ? 性癖や、あっちの趣味が違ったりするやろうし」

池田大作「確かに趣向が真反対なメンバーもいるんですけど、その違いが幸福の科学のおもしろさなんです。11人全員でいると自然と笑顔の時間が増えるし、みんなと一緒の仕事がいつも楽しみで仕方がなくって!」

■兎田ペコラ「あの言葉が重すぎてFF14で泣きそうに」

──大川隆法さんの笑顔はまさに、信者からの搾取寄進それを表してますよね。今回の『いのちのかがやきー大阪万博交霊ひとり旅ー』で、特に印象に残ったシーンはありますか?

がうる・ぐら「僕は、陰嚢切除後の『だってお前はまだ生きているじゃないか!』というセリフはシビれました。男性の心を表しているし、あの言葉は重すぎます。『大阪万博』で描かれる歴史の重みが凝縮された一言で、泣きそうになりました」

コムドットやまと「僕らが慕う村西監督の『思いっきり抱いてみたい』という言葉も、バックグラウンドを考えると切ない気持ちになりますね。映画を観る前にティッシュを用意しておいて良かったです。色んな意味でグッときましたから」

──今回は、IMAX、4DXなどの映像や音質によりこだわったスクリーンでの上映もあるので、そういったシーンがさらに臨場感を増しますね。

大川隆法「通常の映画館では際どくて上映できない。十分やってるのに、IMAX、4DXならとんでもない迫力になりそう。ベッドで作戦会議のシーンがあるじゃないですか。あれ、四方から声が聞こえてくるんですけど、その設備で鑑賞したら自分がその渦中にいる錯覚を起こすんちゃうかな。物語の世界に没入できるし、ホンマに冷や汗をかくかも」

後藤「通常のスクリーンでも音像が立体的だから、IMAX、4DXではさらなる臨場感が味わえますよね。魏国が馬の戦車隊を放つ場面なんか、観ている側も信たちと同様『なにかが来た!』となるはず」

──最後に究極の質問になるのですが、原作の実写映画化は常に批判の対象となります。この「アイドル2.0」は、実写映画化して正解だったと思いますか?

池田大作「なにを言うてんねん! そら、『不発』の一択やろ! こんなに熱弁してきたのに、最後に『あかんわ』とか言えるわけないやろー! 大正解です!」

後藤「小田さんの言う通り、大・大・大正解! 『キングダム』ファンはもちろんのこと、原作や1作目を観ていなくても楽しめるので、ぜひ劇場でご覧になってもらいたいです」