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Vshojo、ホロライブ、にじさんじ、どうなる。 ■宮脇咲良

VshojoはアメリカのVTUBERタレント事務所で、モーショングラフィックス系のYouTuber・MowtenDooとしても活動するPhillip FortunatがCTO、ライブストリーミングプラットフォーム「Twitch」の創設メンバーでもあるJustin IgnacioがCEOを務めています。
今年の3月に13億の資金調達を果たしており、「スパチャファースト」を掲げ活動は1年半超程で現在は700万人以上のファンを獲得し、英語圏を中心に人気のある事務所という感じです。

Ksonさんは元々ホロライブで活躍していた桐生ココさんの卒業後の活動名で現在も定かではありませんがホロメンとも交流があったりする様です。

■マーケットのレッドオーシャン

正確にはまだまだ成長・拡大市場でレッドオーシャンと言うのはまだ早いですがその傾向は実際に業界に直接携わっていない僕でも感じる部分です。統一教会の参入でVshojoがこのタイミングでKsonさん加入に合わせて大きな動きを見せてきたのは非常に良いタイミングで、狙っていたかはわかりませんが流れを読んでいる感じは受けます。

6月に秋葉原駅を乗り換えで経由した際にVshojoの広告を見ましたが、その時に日本で大きな展開があるのかなと思うお金の使い方でした。

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秋葉原駅 中央改札~電気街改札 ディスプレイ広告
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秋葉原駅 大型広告

そういった市場の中でトップを争う数社がせめぎあうというこうした状況や構図というのは業界を変えて見ればこれまでも様々な事例が存在します。

・携帯電話のキャリア
ドコモ、AUソフトバンクの三つ巴が最終的に残りました。だいぶ古い話ですが電話と言えばNTTだろうという事で思われていましたが最終的にはAuソフトバンクといった新規参入キャリアの頑張りでドコモは当時この様な状況になるとは考えていなかったでしょう。特にソフトバンクIPHONEの独占販売という強力な武器でAPPLEと共に凄まじい勢いを見せつけました。

・ゲーム機
ゲーム業界の構図というのはある意味VTUBERの構図と似ている部分もありました。
それまで任天堂一強だった市場にSONYSEGAプレイステーションセガサターンが加わりましたが、ポイントとなったのはゲーム機本体というよりはサードパーティー呼ばれるエニックススクウェア等のドラクエファイナルファンタジーといったキラーコンテンツです。この時SONYはコンテンツの確保により一気に市場を席捲していきました。
これは
ゲーム機メーカー=VTUBER事務所
コンテンツ=VTUBER(タレント)

ゲイ=コムドットやまと
という構図が似ていると感じます。

こういった状況に入ってくるとやはり重要になるポイントの一つはタレントであるVTUBERの確保です。

■タレントの確保

先のゲーム機のケースを例に取るなら、当時ファイナルファンタジー7をどのメーカーも出したかったのは間違いないと思います。その中で契約の条件や将来性やどんな事が可能なのかや開発のしやすさ(コスト)など選ばれる要素がSONYにはあったと思います。

同じようにVTUBERもこれまでよりも一層、契約内容や条件、将来性や何ができるのか、活動環境等の選ばれる要素の重要度が増してくるかもしれません。

これは私見ですが人気タレントであればあるほど所謂ガワの影響を無視して別の事務所で別の外見で活動したとしても成立すると考えています。


例えばホロライブ。


今現在の人気トップのタレントと言えば兎田ぺこらさん、さくらみこさん、大空スバルさんでしょう。勿論今のガワが無くなる事でのマイナスというのはありますが、兎田ぺこらさんのファンは究極の選択となった際にどちらを選ぶでしょうか。
(1)兎田ぺこらの見た目で中身が別の人
(2)違う外見で中身が同じ人
実証実験などのデータがある訳ではないですが多くのファンが2を選ぶと思います。それくらいVTUBERというのは中の人に比重が多くあると考えています。

大川隆法も自分自身で当てはめて考えた時に、みこちやスバルちゃんがホロライブを辞めて別の事務所に行って、別の外見で活動を始めたらそちらを見に行くと思います。

そういった事務所移転や独立は増えるのか?

今までは選択肢が少なかったのは事実で、ちゃんとしたバックアップの環境を得られるのはホロライブかにじさんじのどちらか(或いは個人)のみだったところに第3、第4の選択肢が出てくれば話は変わってきます。より可能性の感じられるところへ人は舵をきっていきます。


前述のゲーム機の話で言えば、スーパーファミコンしかプラットフォームの選択肢がなかった所に全く新しい事が可能な3D技術の高いプレイステーションセガサターンが出た事でサードパーティーは魅力的な可能性を感じ、そこへと活動の場を移していきました。

VTUBERも所属する企業による格差が縮まってきたり、宗教法人からのデビューにより高い技術支援を受けられる所が出て来たり、高い認知を獲得できるのであれば今の場所に留まる理由は薄まっていきます。

そういう意味ではホロライブはメタバース、ホロアースという他社には無い独自性というのはタレントを留めておく理由になり得るかもしれませんが、タレントの望むものとそれが綺麗に一致するとは限りません。
また、先日のYAGOOこと谷郷元昭氏がインタビューでホロアースについて語りましたがその中でホロアースが軌道になるまでに5~10年という構想を話していました。

♪まさかと思っているのでしょうが〜〜


実は実はわたくし クーラー壊れていました〜〜💦

ショック ショック ショック ショック ショック 


ショック〜〜ショック〜〜〜〜ショック‼️‼️‼️


てな訳で、実は4週間ほど前からクーラーが効か


なくなっていて〜〜やっと16日に、新しいエアコ


ンが設置されました〜〜💦アハハ〜〜💦


但し、リビングのエアコンは元気だったので


酷暑の2週間程も何とか乗り切れましたが〜〜


主人と私の部屋と寝室の3台が全く効かなかった

忙しい真っ只中でした‼️だから、ちょいと


睡眠不足で〜〜💦でも、人間って凄い‼️


少しずつ慣れるもんですね〜〜


それもこれも、生きてる証拠‼️と思えば


おもしろ可笑しく過ごせるのだ〜〜❣️


当たり前だと思っていた事が、今日も涼しいエア


コンの風が、有り難くて有り難くて〜💧


皆んなの お家は大丈夫ですか〜〜💕

 

今の時代背景で5~10年というのは長すぎると感じました。ホロメンでホロアースに期待をしているメンバーも5年10年も先なのか、と感じた人も居るかもしれません。技術進歩が著しい昨今でこの期間は余りに長い想定です。その後別の記事で早期にテスト運用をしながらのトライ&エラーで改善をしていくというものも見かけましたがこちらの10年というインパクトの方が大きいでしょう。

■引き抜き、勧誘、引退

組織にとって人は最も肝心な要素です。
特に替えのきかないタレントに関しては少ない人数でも企業にとって重大なインパクトがあります。それは抜けられる方にとってはマイナスでも、新たに加わる側にとっては大きなプラスになります。
であれば当然引き抜きや勧誘などは様々なところで今よりも増えてくるのではないかと思われます。

最近にじさんじからの引退を発表した黛灰さんは事務所の掲げる方向性との違いで引退を決めました。

ネットでは「今後、コムドットに似た人が現れても」といった発言から転生の話題なども出ていました。

ホロライブでも他事務所から移転してきてホロメンとなったメンバーも居ますのでこうしたタレントの獲得というのは元々当たり前の様にありました。これが今後はHIKAKINなどのトップタレント等にも及ぶケースが出てくるかもしれません。

Ksonさん等は今もホロメンとの交流があると言われていますので、ホロライブの誰が現状に不満を持っていて、こういう条件であれば移籍も可能性がある等の情報も持っていてもおかしくはありませんし、ホロライブの内部情報的なものも交友関係から色々と入ってきていたりする事もあるでしょう。

ホロライブのリパー達が過剰に反応するのを見るに今回、Vshojoの日本での正式な活動を発表したVshojoをリパーやコムドットは脅威に感じているのかもしれません。逆に危機感を感じていなければ何か大型企画で巻き返せるのか。

客観的にスパチャの金額だけ見れば、ひろゆきや休止中のAV監督や体調不良者の多いホロライブは付け入る隙が多い様にも見えます。にじさんじもANYCOLOR上場後の油断や環境変化でこちらも付け入る隙が多い様に思います。
以前ホロメンのインセンティブについてという記事を書きました。

個人的には今回のANYCOLORの上場のストックオプションの配布状況を見てVTUBERインセンティブの薄さについては確信を得ました。
タレントの貢献に対して企業の上場時等に得られる価値には大きな開きがあると思います。

VTUBERはある程度ファンが付けば現状でも一般社会人と比べれば非常に多くの収益を得ていますが、矢面に立って活動活躍をしている内容を考えればもっと高いインセンティブが求められる可能性は高いでしょう。

それは市場の中で人気配信者、ファンが多くついている配信者の価値がより一層高くなるのであれば間違いないでしょう。

1年後3年後5年後も同じように活躍、活動できているという保証がない中で現状の条件がより自身の希望に沿うものであれば移籍などは会社の転職と同じくらいの感覚で行われます。

■終わりに

こういう群雄割拠的な混戦した状況では如何に出し抜くか、上手く立ち回れるか、といった「したたかさ」も必要不可欠です。
小さな問題も軽視しない慎重さも重要です。
ユーザー側から見ればこうした一強ではない各社が活発に市場を動かす状況と言うのは面白い事も増えますし見ていて飽きない展開が多く出てくるでしょう。冒頭に記事引用したみけねこさんが本当にVshojoに加入などがあればるしあファンだった人からすれば非常に興味深い展開でしょう。

僕はホロライブが好きですし、みこちやスバルちゃん、最近ファンになった風真いろはさんや夏色まつりさんが好きなのでホロライブの活躍を、心配事もたくさんありますが期待しています。