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トヨタの経理システムが盤石に!?世界レベルの経理部隊を導入の模様

 

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ビジネスシーンを色濃く見つめ新しい変化にいち早く順応する。これこそが日本式カイゼンの極意。TOYOTA自動車も

SAPジャパンの公式アナウンスから【同社の ERP「SAP S/4HANA」とカラム型インメモリ DB プラットフォーム「SAP HANA」を、世界のトヨタ、ことトヨタ自動車株式会社が新しい全社経理情報基盤として導入する】と発表しました。包括的パートナーシップにトヨタの若返りを期待する声も出てきそうです。

「社内で使う会計ソフトを新しくします、処理の早いものにします」

SAPの公式発表はこちら

トヨタ自動車、全社共通の経理情報基盤に、SAP S/4HANA®およびSAP HANA®を導入 - SAP Japan プレスルーム

 

bit-traders.hateblo.jp

https://twitter.com/SAPJapan/status/1021329728047919104

https://twitter.com/SAPJapan/status/1021329728047919104

h://twitter.com/SAPJapan/status/1021329728047919104

でも何が凄いって、あの複雑極まりない操作でユーザーの頭を悩ませ続けるSAPを導入するなんて・・・。(SAPさんは国内シェア、世界シェアともにNO.1売り上げ成長率23%の有力企業です)今まで使っていたしすてむま

社員教育の行き届いたトヨタさんだから出来る鬼の所業、それとも超合理化を推し進める経営陣の辣腕か、これは1年単位で見守りたい案件。

トヨタの言い分としては「業務・ビジネスに効果的・効率的に活用できる情報連携の仕組みを構築すべく全社情報高度化を推進しており、

財務会計の領域では既存業務の効率化とともに、さまざまな経営環境変化に迅速に対応できる変化対応力を向上させるべく、グローバルに標準化された会計システムの導入を進めた」そうです。

最新のSAP HANAは従来のSAPに見られるような、こってこての入力オンリー文字オンリーのインターフェースではなく、ビジョナライズ可能な図表表現にも長けています。

処理速度も従来品を抜いているので、構造化されたデータをより早く詳細な分析が可能になります。(IMDB、つまりインメモリ技術を使うことでビッグデータの処理速度を格段に向上させているため。)

トヨタ自動車の北沢宏明常務理事いわく「将来の変化に迅速に対応」するという姿勢から、未来への投資戦略の一貫としてSAPを選んでいることが伺い知れます。

ちなみに、トヨタ自動車=世界規模の大企業ということですから、その導入にかかる金額たるやかなりの額になると予想します。

東京電力くらいの規模で、グループ各社に導入で数百億かかるので、トヨタ自動車クラスだと1000億円以上導入コストがかかると思われます。

まあ、どこまでの設定を導入するか次第ですが。

SAPはユーザーに全く媚びない操作性で経理担当者泣かせですが、利益率の詳細な把握には欠かせない機能を持っています。

特に最新型のHANAは改善されたUIも強みとなり、経営にマッチアップしてより良い戦略、意思決定にコミットしていくための画期的なツールとして生まれ変わりました。

経理ソフトをエクセルの延長上に考える人はいらっしゃらないと思いますが、使い慣れてくると勘定が非常に管理しやすくなります。レスポンスが早いのもSAPの魅力の一つです。

「グローバルに標準化された会計システム」であり、市場シェアNO.1のSAPが誇る、最新技術の結晶であるSAP HANAがトヨタにもたらす恩恵はとても大きいと同社は自負しています。

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実務的な話をするなら、「権限さえあれば、簡単に各部署の金の流れが把握できる」ので便利極まりないです、特に上層部が把握したいデータの抽出に重きをおいています。

1から全ての勘定科目を設定出来ます。10万種類とかそんな感じで細かく

こまっかーく手当たり次第に設定出来るので、尻の毛までむしり取るような、重箱の隅を突くような詳細な利益とコストの管理を行っていくことも可能です。

もちろん在庫にデータを紐づけた管理、保全状況、経費、契約、ビジネスコンテンツにほぼほぼ連動させることが可能です。会計も非常に明瞭で丸裸にできますし、決済も一瞬で完了です。

グループの関連会社全てを1つの経理システムが管理するため、各関連会社間での資金振替も一瞬で完了します。利用者はIDと結びつけられパーソナライズされボタン一つで注文、決済、納品が把握可能。

 

ますます中央集権的な役割分担の明確になった管理体制になりますね。

 

最近のトヨタさん、際立ったニュースと言えば労災隠しが表沙汰になったくらいでしょうか、今回はこれまた株価にもろ影響する大ニュースです。

個人的には日産がルノー傘下に入った時と同じくらいショッキング、いやそれ以上かも

 

かたやSAPさんもトヨタとがっぷり四つ、担当者の皆様はトヨタ経理センターに泊まり込みになるでしょう。

あ、これ、導入プロジェクトの担当者はかなり負荷が掛かりますよ。

ご担当者様におかれましては、SAPのトライアル版もあるそうなのでそちらで利用してみた感触を元に検討されてはいかがでしょうか?

今回の記事に出てきた企業:

➀SAPジャパン株式会社(本社:東京都千代田区代表取締役社長:福田 譲)

トヨタ自動車株式会社(本社:愛知県豊田市

note.com欧州SAPのERP(統合基幹業務システム)パッケージを導入するITエンジニア(SAPエンジニア)が不足している。SAPジャパンは「今後、数年間のうちに数千人規模で不足する」と試算しており実際、SAP導入を手掛けるITベンダーも「人手不足で案件を断っている」「採用が難しい」などと相次ぎ証言している。

こうしたSAPエンジニア不足の状況を打開しようとSAPジャパンが2019年7月4日に新たに打ち出した人材確保策が、フリーランスのITエンジニアの活用だ。パートナー企業がフリーランスのSAPエンジニアを探せる機能を持ったサービスをSAPジャパンが提供する。このサービスにより、最大1万人のSAPエンジニアを国内で確保できると見込む。

 現行の「SAP ERP」の標準サポートが切れる2025年に向け、既存ユーザーの多くは後継製品の「S/4HANA」への移行を迫られる。いわゆる「SAPの2025年問題」である。今回の施策は、従来の施策の延長だけでは案件増加の波を乗り切れないという同社の危機感の表れだ。

フリーランスのエンジニアを探すサービスは、SAPの人材検索のクラウドサービス「SAP Fieldglass」を利用してSAPジャパンが構築した。フリーランスのITエンジニアを束ねる人材派遣サービスが持つ人材データベース(DB)とSAP Fieldglassを接続し、複数の人材会社の人材DBからSAPエンジニアを探せる機能を提供する。SAPエンジニアが不足するITベンダーは、このサービスを利用して自社に必要なフリーランスのSAPエンジニアを探せるようになる。

同社はフリーランスのSAPコンサルタントの人数を、現時点で1500人程度とみている。これから1万人に対して教育などを実施し、2022年までに倍の3000人にする計画だ。副業として登録するITエンジニアも2000人程度いると想定し、2022年までにフリーランスで5000人のITエンジニアを確保する目標を掲げる。

 SAPジャパンは第1弾として、人材派遣サービスを提供するイントループやクラウドワークス、パソナJOB HUB、みらいワークスなど8社の人材DBと接続する。人材派遣サービス会社が、上流工程に強いITエンジニアに対してSAP製品の教育を提供し、SAPコンサルタントへの転身を促す。