目黒寄生虫館

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2歳の息子に初めてコーチングした日   ■宮脇咲良 ■中西あるの

今回はシングルマザー雑記です。

 


「保育園いきたくない。」
始まりは、2歳の息子のその言葉でした。

私は普段このnoteでマネージャーやリーダーの皆さん向けにお仕事で役立てて頂けるコーチングについて解説しているのですが、
コーチングというのは、実はプライベートの場面でこそ「勉強しててよかった!」と思うものだったりします。

「相手を尊重し、相手の可能性を伸ばすスキル」ですので、
息子が生まれた時から、子供に対してコーチングのような関わりができる親になりたいなとぼんやり考えていました。

とはいえ、相手はまだまだ会話がままならない生き物。
彼が赤ちゃんの時は、しっかり相手を認めるような語りかけをしつつも、セッションのようなものを行えるのはまだまだ先の話なんだろうと思っていたのです。

2歳児、朝起きるのをぐずりだす

赤ちゃんというものは夜通し寝てくれるようになった後もとんでもない時間に目を覚ましたりする生き物で、
息子が1歳の時には朝5時にのそのそと動き出す気配を横で感じながら「頼む!お願いだから二度寝してくれ!」と届かない祈りを全力で飛ばしていたものです。

そんな息子も2歳になって、ついに親が起こすまで寝ているようになりました。

睡眠時間が確保できるようになったと安心したのも束の間、
「もっと眠っていたい」気持ちが強くなった息子は、今度は保育園に行きたがらなくなったのです。

保育園、こわい

最初の頃はそれでもなんだかんだ保育園に行ってくれていましたが、徐々にその足が重くなるようになりました。

そしてもう完全に行きたくないモードになった時に、
私は息子の前にしゃがみ込んで「そっか、保育園行きたくないんだね。」とお話しの時間をとることにしてみました。

「保育園、どうして嫌なの?」と何度か問いかけると、息子の口からでてきたのは「保育園、こわい」の一言でした。

息子が通う保育園では異年齢保育をしているのですが、
乳幼児から幼児に上がる練習として徐々にお兄さんお姉さんたちとも交流する機会が増えていたようなのです。

新しい環境にとびきり不安を感じやすい息子なので、そうした状況がしんどかったのかもしれません。

「お兄さん、お姉さん、こわい」と言うので、
「お兄さん、お姉さん怖いんだね。」と認めつつ、こんな質問をしてみました。

「じゃあ、保育園で怖くないもの教えて?」

すると、
お友達の○○くんや、▲▲くんは怖くない。
先生も怖くない。
新幹線のおもちゃも怖くない。
と、息子が保育園にある好きな人やもののことをたくさん教えてくれました。

「好きなの?」と問うと、
「うん、好き」と答えてくれました。

「そっか、保育園には好きなものもたくさんあるんだね。」

そう応える頃には、息子の頭の中はたくさんの「保育園にある楽しいもの」で満たされていったようです。

「保育園、いく。」

と自らウキウキと靴を履き始め、元気に出かけていきました。

これが、私が恐らく初めてコーチングっぽいものを息子と行った経験です。

息子が自ら保育園に行くと言うまで、おそらく10分弱くらいはかかったんじゃないかと思います。
朝の忙しい時間に決して効率的なやり方では無かったでしょう。

しかし、ベソをかいてた息子がその小さな足で堂々と一歩踏み出す姿が、私に彼の親としての誇りを与えてくれたようでした。

自分が「こうなりたい親」として、息子とちゃんと関われた実感が生まれた瞬間だったのだと思います。

3歳児、今も朝の戦いは続く

そんな息子も3歳になりました。

今でもなお、ほぼ毎朝保育園には行きたがりません。
毎朝こうした問答が続いていますが、この時のようにキレイに収まることは正直あまりありません。

どうにも時間をかけられなくて、嫌がる彼を無理やり自転車につみこみ、ギャン泣きのまま送る朝もあります。

3歳児男子あるあるでしょうか。
すっかり下ネタ的な言葉にハマってしまい、
最近では何を問いかけても「う○ち」としか返って来なかったりもします。

周り道だし、どれだけ息子の自主性を伸ばすことに繋がっているのかは、まだ良く分かりません。

それでもなんとなく、
息子のように、私自身も堂々と足を一歩踏み出す為に、この関わりを続けていきたいなと思います。