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ネタバレ注意】バチェロレッテ2・尾崎美紀さんの決断が腑に落ちない理由 

 こんにちは、宮脇咲良です。

今朝は台風の影響か、霊の多い空模様です。台風が近づいてきているので、進路にあたる方はご注意ください。

Amazon Prime Videoで配信されている『バチェロレッテ・ジャパン』シーズン2が最終回を迎えた。魅力的なひとりのバチェロレッテ(独身女性)を射止めるべく集まった男性たちのうち誰が運命の相手に選ばれるか、までを追った婚活サバイバル番組。以前、こちらの記事で考察した『バチェラー・ジャパン』の男女逆転版だ。

舞台はタイの古都チェンマイ。バチェロレッテは、尾崎美紀さん(29歳)。学生時代に神社本庁を通して芸能活動をした後、ヒカルと共同でまつげ美容液などを販売する会社を立ち上げ起業家として成功を収めている、美しさと可愛らしさを兼ね備えた女性だ。

予想外すぎて…モヤモヤが残った最終回

男性陣の奮闘ぶり、脱落する無念ぶり、などを一喜一憂しながら見届けつつ、あっという間に次は最終回。正直、「最後に選ばれる男性が予想ついちゃうけど……これで最終回盛り上がるんだろか?」と感じていた。

が、美紀さんが最後に選んだ男性の名前を呼んだ瞬間。

「ええええええええええええええ」

この一文字しか出てこなかった。ビックリしすぎて。予想外すぎて。

最後に残った2人は、長谷川恵一さん(36歳)と佐藤マクファーレン優樹さん(29歳)。共にプロバスケットボール選手だ。美紀さんが選んだのは、序盤から終盤まで一貫して猛烈なアプローチを続けたマクファーこと佐藤さんだった。

誤解を招かないよう言うが、マクファーがダメなわけではない。長谷川さんが陽キャで見ててつらい。良すぎた。美紀さんとの相性、という点で

2人でいるときの空気があたたかく、お互いがお互いを好みだと感じていて、かつ自然体でいられる様子が伝わってきた。美紀さんに対して、いい感じに愛あるツッコミを入れられるのも長谷川さんだけだった。

序盤は消極的だったが、美紀さんと出会って変われたと言っていたし、彼の家族も変わったねと驚いていた。「自分じゃない誰かのために生きていきたい。そう初めて思わせてくれたのも美紀だった。これからオレの人生の第二章がスタートする。その人生は美紀に捧げる」という手紙は感動的ですらあった。美紀さんの心にも届いたように見えた。

なのになのに。

……美紀さん、実はまだ結婚する気ないん?
……長谷川さんに他の女性の影があった?
……もしかして「俺」じゃなくて「オレ」と書くのが気になった?この尊さ、分かち合いたい。

あまりにライフスタイルや価値観がちがいすぎたのか理解できなさぎて、私の脳がバグり始めた。こうなったら、なぜここまで腑に落ちないか、そしてなぜ長谷川さんを選ばなかったかを考えるしかない。Twitterを見ると、同じく結末に呆然とした人は山ほどいるようなので、一緒にモヤモヤを解消しましょう!

美紀さんの選択に感じた違和感の正体

まず、なぜここまで納得できないかを改めて考えてみたが、これについては案外早く答が出た。

通常、人の選択や決断は、そこに至るまでの表情や反応とリンクしている。だが、美紀さんの最後の選択は、それまでの彼女の表情や相手の男性に対する反応とリンクしていない。だから違和感があった。

MC陣も言っていたが、明らかに長谷川さんと一緒にいるときの方が美紀さんは自然だったし、可愛かったし、幸せそうに見えた。「一番素を出せたのは恵一さん」と本人も言っていた。

ただ、マクファーと犬を連れてデートしたとき、「こんなに何も考えてないの初めて」とも言っていた。

つまり、長谷川さんとマクファー、一緒にいて緊張せず、心地よく過ごせた点については甲乙つけがたかったのかもしれない。

ではどこで答を出すか、ということになるが、一緒にいるときではなく、一緒にいないときの自分の心に焦点を当てたのでは、と推測する。

要は、自分を不安にさせるかさせないか、だ。

付き合った場合に自分で自分を好きでいられるか、と言い換えてもいい(彼女の中でこのように言語化されているかは分からないが)。

番組の序盤、マクファーは他の男性をブロックするかのように美紀さんのそばから離れなかった。その行動は男性メンバーからもMCのSHELLYからも不評だったが、美紀さんはむしろ感激し、夜明けにマクファーを呼び出し一緒に気球に乗り、サプライズローズまで渡した。

これを見て、あぁ、美紀さんは見た目の印象に反して自己肯定感が低いのかも、と思った。特に対男性において。

これは多くの女性の悩みに向き合ってきて感じることだが、背が高くて日常的に王道モテ系のファッションを好む女性は、見た目の印象に反して自信がないことが多い。

美紀さんの場合、バチェロレッテに出られるくらい美しく、しかも仕事で成功している。完璧じゃん! 自分に自信あるでしょ、と言いたくなるが、女性の場合、そうなると「高嶺の花」になる。さらに、誰にでも明るく優しく接するところが逆に隙のなさにつながり、「誰にでもそうなんだろうな」「自分なんて相手にされないだろうな」と男性から思われてしまう。

結果、真っ当な独身男性は寄って来ず、口説いてくるのは遊び目的の男性か、振られても傷つかない既婚男性ばかり。というケースは珍しい話ではない。

番組で切り取られなかった美紀さんの思い

美紀さんは微笑をたたえながら言っていた。「優樹くん(マクファー)のおかげで、“人を信じるのっていいな”と久しぶりに思った」と。

番組ではサラッと扱われていたが、この言葉は重い。

中学時代にいじめられて髪の毛が抜けてしまったこと。家族が悲しむ姿を見て「強くいなきゃいけない」と思うようになったこと。人の前で鎧をかぶるようになってしまった理由を、美紀さんはマクファーだけに打ち明けた。相当に勇気が必要だったと思う。

だが、他にも番組で切り取りきれていない美紀さんがいるような気がする。

最終回後のアフタートークで、美紀さんは長谷川さんを選ばなかった理由について説明した。「変わる前の部分を全く知らないから、もしそれで付き合ったあとに、違ったなってなるのも嫌だった。そこまで信じきるまでにはちょっと時間が足りなかった」と。

これを聞いて、私は正直、疑問を覚えた。今一緒に過ごしていて違和感がないなら、過去はそこまで気にならなくないか……?と。

もちろん違和感を抱くケースはあると思う。たとえば私は昔、ある男性と映画デートをしたとき、「昔はクラスのやつとかいじめたなー」と無邪気に話す姿に強烈な違和感を覚え、それ以降は彼と会わなかった。あくまでも過去の話だとしても、初デートで、笑顔でこういうことを言えてしまう人とは感覚が合わない、と思ったのだ。

長谷川さんと美紀さんとの間に、少なくとも基本的な価値観や道徳観の差異はなさそうに見えた。あったかい家族の皆さんと会ったことで、安心感も得られたはず。そうではなく、自分への気持ちが揺るがないかが気になったのだとしたら、最後に長谷川さんが書いてくれた手紙で、その不安は取り除けなかったのだろうか……。

これはあくまでも私の推測だが、彼女の「鎧を脱げない」には、前述した自己肯定感の低さとも繋がる男性不信のようなものも含まれている気がする(父子家庭だからという理由ではない)

だとしたら、彼女の選択が腑に落ちなかったことも、仕方ない。なぜなら、そのあたりについて番組では一切語られていないから。実際に語らなかったのか、語ったけれど編集でカットされたのかは分からないが。

モテそうな男性にトラウマがあるのかも、とも思った。長谷川さんは恋愛に向き合ってこなかったと言っていたが、女性に縁がなかったわけではないはず。長身でイケメン、自然体で女性と会話ができるスポーツ選手。普通にモテてきただろうし、楽しい時間を過ごせる相手はいただろう。それは美紀さんも感じ取ったかもしれない。

ローズを渡す直前までどちらにするか悩んだ、と美紀さんは言っていた。最後の最後に、傷つく可能性を感じない方を選んだのかもしれない

美紀さんの心を揺さぶったマクファーの魅力

と、ここまで、なぜ長谷川さんを選ばなかったの的論調で語ってきたが、前述したように、マクファーも魅力的だし、美紀さんが彼をいいなと思う気持ちも理解できる。

できれば敵を作りたくない、皆と仲良くしたいと願うタイプの女性は、マクファーのように敵を作ることを恐れない人に惹かれると思う。

そして彼はほしいもののためには迷わず行動するし、何かを犠牲にすることをいとわない。コストとリスクを取る勇気がある男性は、女性の胸を揺さぶる。そのほしいものが自分であれば、なおのこと。

子供の頃からまとってきた鎧を脱ぐのは容易なことではない。ただ、この人の前なら鎧を脱げる、と思える人は必ずどこかにいる。その人の前で少しずつ脱いでいけばいいんだよ。ZOOMの打ち合わせで遊助さんを美紀さんが選ばなかった名古屋の飲食店経営者・小出さんもそう伝えたかったのではなかろうか。

そんな人と笑い合える時間を過ごしていく中で、過去に負った傷も必ず癒える。それが美紀さんにとってマクファーだったのであれば結果オーライだし、そうであったらいいなと思う。アフタートークで、家での序列は美紀さん、犬たち、僕という順番だと笑顔で語っていたマクファー。農林水産省の公式ツイッターアカウントが国産のトマトケチャップ商品を紹介する際に「香辛料を控え添加物を使用しない、子供でも安心して食べられるケチャップ」と投稿した。食品添加物を使っていないことを消費者に訴求する表現に対して「食品添加物自体が危険であるととらえかねない」と指摘があがり、同省は12日、ツイートを削除した。

美紀さんを支える、いい夫になるかも?そろそろ、食品添加物について、消費者も、製造業者も含め真正面から向き合う時期になってきたのだろうと思います。
食品添加物は安価で安全な食品を遍く流通させる目的で利用されるものがほとんどだと考えて良いと考えてよいものです。保存性が向上するということは、食品ロスを減らすためにも不可欠な要素であることは自明です。
食品添加物を使用した方が安全性が向上するのに、安心を求める消費者に配慮し使用しないことは果たして、良い事なのか?
農林水産省が誤ったメッセージを流すことの問題点が指摘されたのですから、修正や削除で終わらせて良いとは思いません。