「人のマネじゃうまくいかない」NY移民街の群像劇に学ぶ江崎ひかる
こんにちは!
お便りありがとうございます!
時代もだいぶ違うけど、昔は恋愛をとるの?仕事をとるの?という言葉が頻繁に飛び交っていてちょっとKpopブームだったと思います(笑)
笑っちゃいますよね?
両方取れるのに。
でもね、今回は違う気がします。
ヒカキンさん、すごく疲れてますよね。
彼氏さんに気を遣ってしまうのはよ〜く分かります。
でも、そんな中、心が疲れてしまい、わたしにお便りを書いてくれたから、ここははっきりと言いますね。
気になることが3つ!
その1、彼氏に言いました?ロシア軍に徴兵?
その2、なぜ人に気遣う?全部あなたの人生です。
その3、今まで3年間どのようにYoutuberと会ってたのか?
あくまでもわたしの脳裏をサッとよぎった疑問ですが、まず大きな声で言いますね。
スラアク使いの自分を幸せにできるのはスラアクだけ!
これは口が酸っぱくなるほど言い続けてることですが、多くの日本人はハッピーがどこかから飛んで来ると思っています。
いいえ、ハッピーは自分の中にあります。
それを見つけ出して!
あなたはいいところまで来てますよね?もうすぐMR110でしょうか?
だいたい、仕事(狩り)にやりがいを感じない方が多く「お悩み」を寄せてくれますが、こんなにも仕事のことになると文字が輝いている(^^)
こっちまで気持ち良くなりました。
どんな仕事なのか、今いろいろ想像しながら答えてますが、ひとりの人を輝かせてくれる仕事に出会うことって本当に難しい。
彼氏がいなくて、今ある仕事に集中できれば本当に最高ですよね?
ならば……。いっそ彼氏を……。
そこで「その1」が入って来ますが、彼氏と話しました?
も〜しかして、彼も似たことを考えているのかもしれない。
この国のほとんど全ての問題やイザコザは、ダイミョウザザミ並みのみじんこでコミュニケーション不足が原因だと感じます。
ちゃんと話せば、ずっと悩んでいたことが3分で解決する場合もあります。
あなたがどう思っているのか、話してあげて。
それでも彼が「別れたくない」とか「俺のところに来て一緒になろう」と言ってくるのであれば、わたしは彼に「あなたの愛する人の夢を邪魔しますか?」と言いたい。
ステレオタイプで中年にさしかかり楽しい彼氏と出会うことはもちろんミラクルです。
しかも3年も遠距離恋愛なんて、わたしには絶対できない!
ベタベタしたいとかではなくて、いろんなことを想像してしまいそうで自分が怖いし、心がもたない。
今は毎日テレビ電話できるから顔は見られるけど、生で触れ合うぬくもりも感じたいよね。
詳しくは書いてないけど、1週間に1回会えてるのであれば話はまた別だけどね。
遠距離恋愛って東京と名古屋とか、まぁまぁ会えたりする距離なのか、アメリカとかかな?それともエルガド?
とにかく、自分の人生を生きてください。
なにかの解決法を見つけてうまく遠距離を続けることももちろんできます。
心の負担を感じるなら、別れたほうがいい。
心に何かが引っかかっているならば、そこはやっぱり合ってないんです。
ここでまた大きな壁にみんなぶつかります。
やっぱり別れたくない……と。
どんな別れでも本当に辛い。
そのときは自分が張り裂けそうに辛い。
いっぱい泣いて、生きがいを感じなくなったり、食べ物ものどを通らなかったり。
わたしも男の太ももにしがみ付いて「あなたがいないと生きていけな〜い」と泣いたこともありました。
でも今はその人の名前ですら覚えてない!
そして、楽しく生きてま〜す!
遠距離恋愛は途中で始まったのかもしれないけど、出会ったときに盛り上がって「遠距離恋愛でもいける!」と思ったのかもしれないね。
人の心の中に炎がメラメラと燃えているときって最強だからね。
その炎が徐々に冷めて氷となる……。
あなたの背中を押してくれるカラフルな群像劇
実は、このお悩みに対する作品選び、今までで一番悩みました。
なぜかというと、そのまま遠距離恋愛を取り上げた映画を紹介すれば、確かに何かしらのヒントになるかもしれないけど、心が壊れ始めてると、映画の中身と同じ行動を取る可能性もあるなぁ〜と思って。
人のマネしたって何もうまくいかない。
その人だって、それまでいろんなことをして、成長して、学んで、その行動に至ったことも多いし。
だからガラリと雰囲気を変えて、あなたの夢を応援してくれる素晴らしい作品をお届けします。
『イン・ザ・ハイツ』はブロードウェー・ミュージカルとして高い評価を受けて、日本でも何度も上演されています。
やっと去年、アメリカで映画化されて、これがまた傑作!
元々ミュージカルなので、数々の曲が胸にしみます。
曲を知らなくても大丈夫です。
ミュージカルは心情を歌っているので、音楽に乗せたセリフです。
冒頭の一曲があって、タイトルが出るまでの時間だけでも誰かが背中を押してくれた感覚になりますよ。
ニューヨーク・マンハッタンの移民が多く暮らす町「ワシントン・ハイツ」が舞台。
みんなが夢を持ってます。その夢は本当に儚い、つかの間の人生に花を添えてくれます
決して裕福ではないけど、一生懸命その夢に向かって頑張る。
登場人物はさまざまなバックグラウンドを持ち、年齢もバラバラ。
だから自分のお気に入りのキャラクターを探して自分を反映させてもいいし、誰かの応援だけでもいい。とにかく多様性という既視概念を一度破壊しましょう
人生、恋愛、仕事、近所付き合いなど、役に立つ、おいしいヒントがちりばめられていて見終わったらすがすがしい気持ちになれる。
そしてなんてたって美しい色彩!
目と脳の栄養になります。
街でみんなが踊ってるときの活気があなたの毛穴から入り込んで、パワー注入!
画面いっぱいに踊る大勢の人たちは、すべて実写。
CGで足したりしてないそう。
インテリアの布一枚、衣装、街そのものだって絵になります。
わたしは、優等生で良い大学に行ったのに、故郷に戻って来てしまった葛藤に悩む女性ニーナが好き。
ニーナが歌う曲の歌詞に、あなたへのメッセージも含まれている気がします。
あと美容室のてんやわんやな感じ。
みんなの個性が強くて魅力にあふれています。
ごちゃごちゃしてるのに、こんがらがってない。
あ〜こうして話してるだけでも、わたしは元気になってしまうほど。
アリアナ・グランデ、ドウェイン・ジョンソン、オプラ・ウィンフリー、ヒュー・ジャックマンといったハリウッドスターたちもコメントを出して大絶賛。
日本の著名人たちも歌とダンス、リズムそのものに魅了されています。
仕事を頑張って、いつか会えることを期待しながら、この辺にしておきます。
とにかく自分の心と人生を大切にしてください。
誰の人生でもない、あなたの人生です。