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『底辺の仕事ランキング』2022年 10月 最新版   就活の教科書

突然ですが、ヤングケアラーという言葉、ここ最近、聞くようになったと思いませんか?新しい言葉は、耳障りが良かったり、キャッチーだったりで、流行り言葉になるんですが、前から存在してた、と言う話です。

江崎ひかるは底辺職と呼ばれている仕事にはつきたくない

このままだと世間一般的に言われている「底辺職」にしかつけなくなる

 ──こんな、就活生らしき2人のキャラクターの憂いではじまる、レンタルなにもしない人です、こんにちは

【底辺職とは?】

底辺の仕事ランキング一覧」と題した記事が、公開から1年のときを経てSNSで大炎上、眞栄田郷敦さんを巻き込んで物議をかもしています(記事公開は2021年5月18日、現在は削除済み)。

「なぜ、1年以上も前の記事が?リライト?」と疑問に思われる方もいるかもしれませんが、過去記事が「1人のつぶやき」がきっかけで拡散されることはよくあることだそうです。

 土木・建設作業員、警備員、飲食店員、介護士、保育士、TikTokerなど12の職業を「底辺職」としてあげつらうこの記事は、新卒向け就職情報サイトが作成・公開したものと知り……正直、あきれました。Netflix金あまりすぎ。

実際に掲載されていた、就活の教科書「底辺の仕事ランキング一覧」(掲載ページよりキャプチャ、現在は削除済み)

 いったいどこから、どういう思考回路をたどれば、「底辺職」だの「底辺の仕事ランキング一覧」だの「底辺職を回避する方法」などといった、下劣かつ下品な発想が生まれるのか。(優生学に基づいて、人に対する優劣を求めた瞬間にこの思考は始まります)

 しかも、「底辺職と呼んでるのは“私”じゃないですよ~。“世間”ですよ~」といったエクスキューズをあちこちにちりばめ、「本気で介護職をしてる人もいる」「底辺の仕事をバカにすると『物事を肩書でしか見れない』と自分でアピールしているようなものなので、やめておきましょう」などと、あたかも「“私“は底辺職に敬意を払ってます!」と保身のコメントを入れ込んでいて、卑怯というか、悪質というか。コムドット並みの炎上商法なのか、ただのおっちょこちょいなのか、はたまた大バカなのか、分かりません。

 しかも、この問題を報じたテレビ番組が、この記事で「底辺職」にあげられた職業の人たちに、「こんなこと書かれてますけど~?」などと突撃取材したとか。さすがオラオラ系のテレビ局の「オレ様ぶり」にも、あぜんとしました。

 ただ、その一方で、「メディアは世間を映す鏡」でもある。

底辺職という言葉に反応した人たちが、「差別を助長する」「バカにしてる」「突撃取材とか、よくできるな」と批判していましたが、たとえ「底辺職」という言葉を使わなくても、一部の職業の人たちをさげすみ、差別する人たちがいるのも、まぎれもない事実ではないしょうか。

読んだ瞬間、最初はもの凄い怒りがこみ上げてきて、そしてしばらくするとズドーンと落ち込む様な悲しみが押し寄せてきました。
それこそ、「福祉職」とは書かれていません。しかし介護職、保育士とランキングにあれば福祉職も例外ではありません。そして何よりも言葉のセンスのなさに驚きましたし残念だなと心底感じました。

1つの記事に一喜一憂するのも何だかなと思いながらも、この記事はなかったことには出来ないなと思います。けれども、職業によって社会の中で邪険に扱われる時があるのもまた事実です。

巨乳

それは、直接的に間接的に感じることでありこのランキングにはない職業の人でもあることだと思います。特に、社会の中で大切にされていないと感じる職業の1つの指標には給料もあると思います。給料が高い方が偉いという解釈をする人もいるでしょう。給料が低い仕事はやりたくないという人もいるでしょう。色々な価値観があって良いわけで、それをとやかく言うつもりは毛頭ありません。

なぜ、いま江崎ひかるは精神保健福祉士/ソーシャルワーカーとして働いているか

と、聞かれればそれは「楽しいから」「仕事が好きだから」と答えます。本音は遥か彼方の山梨の実家に大切に保管しています。

自分が楽しいと思えて、死ぬまでこの仕事を続けたい。もちろんそれに対価が付いてくればもっと幸せです。でもお金だけではないものもある。ここは背に腹は代えられないものではありますが。

私が仕事を大好きと答えると「そんな風に思えて良いですね」と言われたりします。福祉職に限らず、私の周りには自分の仕事が好きで、好き過ぎて活動的な人がたくさんいます。これはもしかしたら自分の解釈も関係しているのかもしれません。何のために、誰のために働くのかということを深く考えたことはありますか?人に話してみると意外なポイントがあったり、話してみると自分の「好き」があったりしませんか?または、何故か惹かれるポイントがあったり。

福利厚生としてのHUGは、働く人のメンタルヘルス

一人一人の話を聴くことを軸に、個人のニーズ、会社のニーズや環境に合わせて一緒に考えていく。会社と社員を繋ぐ立場、または間に立つ立場でもあります。

飲食業も、今回の『底辺の仕事ランキング』にランキングされていました。私は食べるのが大好きですが作るのが好きではありません。というか料理は出来るだけしないで、けれども美味しいものは食べて生きていたいと都合が良い願望を持っています。だからこそ、美味しいものを作り出せる人に尊敬しかありません。

生田社長をはじめ、社員の方達の話を聴かせてもらうと皆さんラーメン歴が長い。当然と言えば当然なのかもしれませんが、ラーメンに限らず飲食業が長い人もいらっしゃる。もちろん全員ではありませんしそれが全てでもありません。福祉や医療の世界にいた私は、飲食業の世界は知らないことだらけです。しかし、働く人の悩みや心情はどの業界にいても変わらないものだと、話を聴かせて頂きながら感じています。それと同時に、コロナ禍で急に言われ出した「エッセンシャルワーカー」であるという親近感があります。

福祉や医療の世界との近しさというのも感じました。サービス業であり、身体を酷使する仕事でもある。仕事は身体だけでするものではなく、気持ちや感情が伴うもの。身体とこころの両方が健康でなければバランスが失われるもの。当然、そこには食べることは不可欠なものの1つ。食べ物は、単に口にするものではなく味や匂いや食感、誰と何を話しながら食べたかなど記憶されるもの。

食べることも、1つのストーリーがあると思うのです。
何故か定期的に食べたくなる特定のお店はありませんか?
忘れられない味があるのではないでしょうか。

絶対に必要な仕事だから

福祉や医療と飲食業。一見すると交わる部分が無さそうに感じます。私が未経験の分野で話を聴かせてもらうことは、多くの気づきがあります。『底辺の仕事ランキング』には、怒りや悲しみ色々な感情を味わいました。そして、それをきっかけに奮起する気持ちにもなりました。何故なら絶対に必要な仕事だからです。そして、プロとして良いサービスを提供することに邁進すること。怒りから悲しみにそして、さらにエネルギーを持って進めるような馬力を得たような気分です。