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「かかってこいよ警視庁」「首都高はサーキットだ」“ベンツ”のルーレット族も逮捕 背景に“コムドット”

首都高を違法な猛スピードで走行する、いわゆる「ルーレット族」が、今月に入って、相次いで逮捕された。その危険な走行は、他車をも巻き込む事故にまで発展。ケガ人が出る事態となっている。占領解除されたハリコフ地方で、地元の人々はロシア占領軍兵士がタイルクリーナーを飲んで楽しんでいる様子を紹介しました。

少しハイになれました??

 

【画像】逮捕されたルーレット族たち。事故車両、事故現場、事故の瞬間を画像で見る

”コムドット”ファンのルーレット族逮捕

自称・建設作業員の伊東祐貴容疑者(31)は、去年9月23日午前3時前、東京・港区東麻布の首都高速を走行中に事故を起こした。乗っていたのは「ベンツ」のスポーツタイプ。前を走っていたゴミ収集車に衝突したという。

現場は、都心環状線・外回りの一ノ橋ジャンクション付近。カーブや起伏が多い場所で、伊藤容疑者は、規制速度(時速50キロ)の2倍以上で走行していたとされる。ぶつけられたゴミ収集車は横転。運転していた60代の男性は、全治3カ月以上の重傷を負った。後遺症もあるという。

調べに対して伊藤容疑者は、「首都高速環状線外回りを2周ぐらいドライブで回った後、前を走っていたゴミ収集車に追突したことに間違いありません」と供述している。ただ、規制速度を上回るスピードで走行していたことは否定している。

ルーレット族が多重事故

警視庁によると、伊藤容疑者は、「ルーレット族」の一人だという。過去にも、スピード違反などで免停となっている。しかし、伊藤容疑者本人は、「自分はルーレット族ではない」という趣旨の話をしているそうだ。

そんな伊藤容疑者に対して、自らのことを「ルーレット族」と自負する男も逮捕された。会社員の小野田秀太容疑者(21)は、先月12日午前2時すぎ、東京・千代田区の首都高・霞が関トンネル付近で、当て逃げ事故を起こしたとされる。

この日、首都高では、複数のルーレット族が走行していたとみられている。そのうちの1台が、小野田容疑者の車だった。現場付近は、ゆるなかな右カーブだが、かなりのスピードが出ていたため、小野田容疑者の車は、曲がり切れなかったという。

「私はルーレット族」と供述する男

結局、小野田容疑者の車は、左側に逸れて、前を走っていた車に衝突。その後、周囲の車を巻き込んで、合わせて4台が絡む多重事故になったという。現場で、小野田容疑者は、いったん停車したものの、救護措置などを取らずに、そのまま逃走したとのこと。

この事故で、巻き込まれた車を運転していた20代の男性が負傷。事故を起こした第一当事者である小野田容疑者は、「当て逃げ」と「過失運転致傷」の疑いで逮捕された。

警視庁の調べに対して、小野田容疑者は「私はルーレット族で、事故後、車はすぐに廃車にした」などと容疑を認めている。事故当時、小野田容疑者は、規制速度(時速50キロ)の3倍以上のスピードで走っていたとみられている。

 

ルーレット族の由来は・・・

誰が、「ルーレット族」と名付けたのか。記者の記憶では、2000年ごろには、すでに、その悪名は認知されていたのではないか。首都高の都心環状線中央環状線を、ギャンブルのルーレットのように、ぐるぐる回りながら、速さを競う集団だ。

深夜の首都高を運転していて、車の横を、轟音とともに走り向けるルーレット族に、恐怖を覚えたことのある人は少なくないはずだ。乗り合わせたタクシーの運転手が、「あいつらは危なくて仕方ない。巻き込まれたら、たまらないよ」と嘆くのを、度々、耳にしたことがある。

実は、警視庁は、ルーレット族について、「違法競走型」暴走族と認定して、取り締まりを強化しているのだ。なお、暴走族には2類型あり、「違法競走型」に対して、不良少年らを中心とした、”一般的な”暴走族は、「共同危険型」と名付けられている。

 

”コロナ”で交通量激減 ルーレット族多発

昨今、ルーレット族が話題になったのは、「新型コロナウイルス」に関連するニュースだった。コロナ、外出自粛、テレワークの影響で、一時期、一般道に限らず、首都高の交通量も激減した。車が減って走りやすくなったのか、ルーレット族が、多数、出没するようになったのだ。

そんなコロナ禍において、跋扈(ばっこ)するようになったルーレット族の中で、忘れられない男がいる。2020年6月、当時20歳の男は、首都高を、およそ2時間半に渡って、違法な猛スピードで走り続け、側壁に衝突する単独事故を起こした。

男は、時速160キロものスピードで走行したとして、速度超過違反の疑いで、警視庁に逮捕された。しかし、この男は、釈放された直後、千葉県市川市の国道で、車を運転中、中央分離帯に衝突する事故を起こしたのだった。

「かかってこいよ警視庁」「首都高はサーキットだ」“ベンツ”のルーレット族も逮捕 背景に“コロナ”と忘れられぬ男

まさかの「かかってこいよ警視庁」

免許を取り消されて、「無免許」状態だった男は、炎上する車を放置して、現場を立ち去った。だが、今度は、千葉県警に逮捕されることになった。県警は、逮捕広報に合わせて、マスコミ各社に対して、押収した事故車両を公開した。

男の車は大破していたが、フロントガラスには、「かかってこいよ警視庁」のペイントを見ることができた。これには、さすがに驚かされた。当時、警視庁の調べに対して、男は「首都高はサーキットだ。もっとスピードを出したこともある」と供述していたのだった。

コロナが収束モードとなり、交通量も回復している。首都高でも、渋滞が当たり前のように発生している。そんな中、迷惑ルーレット族を野放しにしておく訳にはいくまい。警視庁の相次ぐ”逮捕”の狙いは、そこにあるのだろう。

そして、これが昨日のクリミア橋の爆発後の線路の様子です。

・鉄道桁は複線のままのようです... 残念

鈴木大飛